2022年10月7日~10日の3泊4日で、今回グアム政府観光局さんとともに、グアムへ旅行してきました。
コロナ禍以降、現地のグアムの様子がどのような様子か、気になる方もいるはず。そこで、3泊4日のグアム旅行の様子を、この記事でまとめました。
今回の旅行では、ローカルな祭りや、まだよく知られていない観光名所など、グアムの”深い”ところまで訪れています。これからグアム旅行を考えている方は、ぜひ筆者の旅行記を参考にしてみてくださいね。
グアム旅行1日目
※画像はイメージ
※2023年5月12日以降、グアム入国に際してワクチン接種は不要となりました。
今回、成田国際空港から飛行機に乗っています。航空会社はユナイテッド航空です。UA 827便で、成田11:00発、グアム16:00着です。
ユナイテッド航空を使ってグアムに入国するにあたり、筆者が用意した物は次のとおりです。
- ●パスポート
- ●ワクチン接種証明書(スマホアプリ)
- ●グアムデジタル税関申告書
- ●ESTA
コロナ禍なので手続きが煩雑になるかもしれないと思っていましたが、受付から5~10分程度でスムーズに進みました。このときホテルの滞在先を聞かれたので、前もってメモしておくのがおすすめ。
なお、ESTAは45日以内の観光であれば不要ですが、申請しておけば出入国カード「I-736」の記入が不要になります。
また、グアム国際空港の専用レーンが使えるので、ESTAは申請しておくほうが個人的におすすめです(申請費用は21ドル)。
グアムの入国に必要な書類や手続きなどは、グアム政府観光局の公式サイトおよび「グアムへの入国情報!入国制限や必要書類、入国の流れなど」で紹介しているので、あわせて参考にしてみてください!(※2022年12月19日時点)
保安検査や出国審査などを終えて、いざグアム行きの飛行機に搭乗!たったの3時間半で、グアムに到着してしまいました!時差はわずか1時間なので、体への負担がほとんどないのはとてもよかったです。
▲グアム国際空港で撮影した搭乗便
グアムの入国審査では滞在目的や期間、仕事など簡単な質問がありました。入国審査のあと、バゲージクレームから預け入れ荷物を受け取り、次に税関申告です。税関申告では、事前にサイトから申請しておき、表示されるQRコードを提示しましょう。
▲グアム国際空港で提示した税関申告のQRコード
税関申告を終えると、グアム入国です!暑い日差しが差し、常夏リゾートの雰囲気を感じられます。
▲到着後のグアム国際空港
車で移動し、ホテルに向かいます。ホテルはグアムリーフホテル!グアムリーフホテルは、観光客に人気のエリア「タモン」の中にあり、部屋からはタモン湾を望める贅沢なリゾートホテルです。
▲グアムリーフホテルの正面から
今回滞在した部屋は、ビーチタワーの客室最上階に位置するスイート「ニュー オーシャン スイート オーシャン ビュー」です。部屋は非常に広くて、入った瞬間に思わずびっくりしてしまいました……(笑)
▲「ニュー オーシャン スイート オーシャン ビュー」の部屋内
今回こちらのスイートに1人で宿泊したので部屋の広さを持て余してしまいましたが、本来定員は3名です。3名でも十分な広さで、子ども連れの家族やカップル、夫婦にもおすすめの部屋です。
部屋の大きな窓からは、美しいタモン湾を一望できます!テーブルとイスがバルコニーに置いてあるので、お酒を楽しみながらタモン湾を眺めるのもよさそうですね。
グアムリーフホテルに宿泊してうれしい点は、部屋にウォーターサーバーがついていること。グアムの水道水は石灰分が多く、ミネラルウォーターが必須ですが、ウォーターサーバーのおかげで水を買う機会は多くありませんでした。
▲部屋に備え付けのウォーターサーバー(上の写真はオーシャンデラックスのもの)
ちなみに今回特別に、ツイン(定員3名)の「オーシャンデラックス」のお部屋も見せていただきました。ツインでも十分贅沢で、スイート同様、部屋からはタモン湾を望めますよ!
▲オーシャンデラックスの部屋内
ホテルについて、詳しくは「グアムリーフホテルはカップルやファミリーにおすすめ!魅力や部屋、施設・サービスなど」でまとめてますのでご覧ください!
初日の夕食は、グアムリーフのホテル内にあるレストラン「プールサイドバー&バーべキュー センチュリーXXI」で頂きます。グアムリーフホテルの宿泊者専用プール「インフィニティ プール」の隣にあり、オーシャンビューを楽しみながら料理を楽しめるのが特徴です。
プールサイドバー&バーべキュー センチュリーXXIでは、パスタやバーガー、サラダなど、さまざまなアラカルトメニューを頂きました。
▲Family Meat lovers Spaghetti(18ドル)
▲Reef Burger & French Fries(14.5ドル)
▲Garlic Shrimp Caesar Salada(19ドル)
どれもボリュームがあるので、恋人や家族、友達とシェアしながら食べるのがおすすめですよ!
夕食を終えたあとは、明日に備えるために就寝しました。
グアム旅行2日目
起床後は、朝食を食べます。実はグアムリーフホテルで予約すると、いくつかのお店で利用できる朝食券がついてきます。朝食券を利用できるお店の中には、ホテル内の敷地にあり、日本でも出店しているEggs 'n Things(エッグスンシングス)もありました。Eggs 'n Thingsはグアムでも人気で、せっかくなのでここで朝食を取りました。
Eggs 'n Thingsには朝食券専用のメニューがあるので、そこから選びます。私がこの日食べたのはHam & Eggsです。ホットケーキもついてきてボリュームが多く、朝から満足できました!(少食の方はシェアでもよさそうです)また、コーヒーがおかわり自由で、コーヒー好きな筆者にとってうれしかったです。
▲Ham & Eggs
朝食後は、グアムの観光名所を巡りました。まずは、ハガニア地区の「ラッテストーン公園(Latte Stone Park)」に向かいます。車で15分程度の距離で近く、グアムの利便性のよさをさっそく感じます。
ラッテストーン公園に到着!ラッテストーンとは、遙か昔9~15世紀に作られた石造物です。この奇妙な遺跡にはさまざなな説がありますが、誰がなんのために作ったのかは、今でもはっきりしていないんですよ。
▲ラッテストーン公園に並ぶ8基の石造物
グアムの神聖な雰囲気を感じられるので、ぜひ行ってみてくださいね。
続いて向かったのは、同じくグアムで有名な観光地「スペイン広場」です。ラッテストーン公園から徒歩2分ほどで、同じくハガニア地区にある観光名所です。スペイン広場にはスペイン統治時代の史跡が残っており、ヨーロッパの雰囲気を感じられる広場となっています。
チョコレートハウスや噴水などの史跡は老朽化しており、現在は修復されたものなんですよ。スペイン広場は有名な観光地なだけあり、史跡とともに写真撮影している観光客がいました。
▲チョコレート・ハウス。スペイン総督夫人が、来客のためにチョコレートドリンクでもてなした場所とされている。
▲スペイン広場の噴水
スペイン広場の周辺には、ココナッツジュースを販売しているワゴンがいます。ワゴンの周りには観光客が賑わっていました。ココナッツジュースは、1つ5ドルです。
▲ココナッツジュースを楽しむ観光客の様子
せっかくなので、私も頂きました。ココナッツにストローが挿してあるフレッシュココナッツジュースで、いかにもインスタ映えしそうな見た目です。飲んでみると、甘くもスッキリした味わいで、冷たいココナッツジュースは暑いグアムにぴったりでした!
スペイン広場の近くには撮影スポットがあります。ここでは写真撮影する観光客も多く、グアムの人気撮影スポットになっていました。
背景のグアムミュージアムと合わさって、映えの写真が撮れるので、ぜひグアムへ旅行した際はぜひここに来てみてくださいね!
スペイン広場を後にして、次に向かったのはサンタリタ地区にある「太平洋戦争記念館 ビジターセンター」です。ここでは、かつて戦場であったグアムの歴史を、展示物や音声で学べる場所となっています。
実は、太平洋戦争記念館の近くにあるアガット地区でおしゃれなバスケットコートがあると聞き、車で寄ってみました。実際に訪ねてみると、バスケットコートには花のデザインが施されており、センス溢れる場所となっています。
こちらのバスケットコートの近くには、簡単な展望台もありました。車でしか行けない場所ですが、写真撮影スポットとしてもよさそうですね!
次に、チャモロ・ビレッジに向かいました。チャモロ・ビレッジもグアムの人気観光スポットの1つで、飲食点やお土産屋さんなどが立ち並ぶ広場です。
ここでは、Chamorro Island BBQというお店でチャモロ料理を頂きました。チャモロ料理とはグアムの伝統料理で、観光客にも人気があります。頼んだメニューは、Teriyaki & Rib Combo(14ドル)です。レッドライスに、大きな鶏肉とリブが特徴のチャモロ料理です。しっかりとした味付けで、とてもおいしかったです。
昼食を終えて次に向かったのは、観光客の間で密かに人気を集める「エメラルドバレー(Emerald Valley)」。ピティにあり車でしか行けないような場所ですが、海につながるエメラルド色の川が見られます。また透明度も非常に高く、中で泳いでいる魚が鮮明に見えるほどですよ。
▲エメラルドバレーで泳ぐ魚
こちらのエメラルドバレーは、韓国人を中心に、SNSで人気の映えスポットになっているようです。エメラルドバレーに直結する広めの駐車場(無料)があるので、レンタカーを借りる方はぜひ行ってみてくださいね!
エメラルドバレーを後にして向かったのは、グアムで一番有名な観光スポット「恋人岬(Two Lover’s Point)」です。グアムのシンボルとも言える場所で、海抜122メートルの展望台からは、タモン湾の美しい景色が見られます。
© グアム政府観光局
恋人岬はかつて、一緒になることができなかった男女2人が永遠に愛を誓うために身を投じたとされる、悲しい場所です。今では恋人の聖地となっており、ハート型の南京錠を壁に結びつけることで恋人が結ばれるというジンクスがあります。近くにはギフトショップもあるので、観光客の方はぜひ訪れてみてくださいね。
私は車で行っていますが、恋人岬には観光客向けシャトルバス「赤いシャトルバス」が運行しています。タモンにあるショッピングモール「ギャラリア グアム by DFS」と「JPスーパーストア」の前からバスが運行していて便利なので、ぜひ利用してみてくださいね。
恋人岬を堪能した後は、いったんホテルに戻りました。
この日の夕食は、タイ料理のお店「バンタイ(Ban Thai )」です。グアムリーフホテルから徒歩15分と少し離れているのですが、ガイドさんが「初めての観光客におすすめ」と言われ、せっかくなので訪れてみることにしました。
バンタイは長年グアムでお店をかまえる人気店で、実際に20時頃に行ったときには待ち列ができていました。30分くらい待ってから入店です!バンタイには2人で訪問しており「Tom Yum Soup」と「Green Curry」「Green Papaya Salada」をシェアして食べました。
本格的なタイ料理で、特にカレーはスパイスがきいていてとてもおいしかったです!リーズナブルな料金で満足度が高いので、グアム観光客の方はぜひバンタイのタイ料理を味わってみてください。
バンタイで夕食を終えたあとは、ホテルに戻って就寝しました。
グアム旅行3日目
グアム旅行3日目は、グアムのローカルなお祭り「フィエスタ」に参加してきました。フィエスタとは、グアムの各村の守護聖人(国家や職業などを保護する聖人)を祝うお祭りです。フィエスタではチャモロ料理が提供され、地元住民がコミュニケーションを取ったり、ダンスを踊ったりして楽しんでいます。
村によって実施時期が決まっていますが、今回10月に実施している「ウマタック村」と「ジョーニャ村」の2つのフィエスタに参加してきました!
▲ウマタック村のフィエスタ
▲ジョーニャ村のフィエスタ
フィエスタは地元住民が参加するお祭りでありながら、観光客にも非常に寛容なのが特徴です!実際に観光客が訪ねている様子もありました。
フィエスタの参加レポートについては「グアムの村祭り「フィエスタ」とは?実際に取材してきました」で詳しく紹介しているので、気になる方はぜひ見てみてくだいね。
2つの村のフィエスタに参加したあとは、グアムの人気ショッピングモール「マイクロネシアモール」に行きました。2階建てで100店舗以上のお店が入っている、グアム最大規模のショッピングセンターです。
観光客のほか地元住民でもにぎわい、お土産探しから飲食まで、あらゆる娯楽を楽しめる場所となっています。
▲マイクロネシアモールの巨大フードコート「フィエスタ・フードコート」
私は車で来ていますが、マイクロネシアモールには、タモンから赤いシャトルバスが運行しています。
グアムには消費税がかからないので、ショッピングにもぴったりの場所です。グアムに訪れたら、マイクロネシアモールにはぜひ訪れてみてくださいね!
マイクロネシアモールのあとは、観光客にも人気の地元スーパー「Kマート」に訪れました。Kマートでは食料品や日用品、衣類などが揃っているほか、観光客向けのお土産も販売しています。
さらに、24時間営業なので、朝早い時間や夜にも訪れられるのが地味に便利です。実は筆者、この日夕方にKマートに訪れたのですが、お土産を買い忘れたことに気づき、22時頃に再度行きました。24時間営業は、観光客にとってもうれしいことがあります。
▲Kマートではお土産も安く手に入る
マイクロネシアモールやKマート以外にも、グアムにはおすすめのショッピングスポットが多くあります。詳しくは「グアムのおすすめショッピング7選!実際に渡航した筆者が厳選」で紹介しているので、あわせて参考にしてみてくださいね。
この日の夕食は、日本の和食居酒屋「横綱 レストラン グアム」です。グアムリーフホテルから徒歩2分の距離にあります。
グアムでも人気の居酒屋で、日本と変わらない居酒屋メニューを楽しめるのが特徴です。ラーメンやそば、寿司などメニューが豊富で、日本食が恋しくなった方はぜひ訪れてほしい飲食店です。
王道メニューが揃う一方で、グアムならではの風変わりな和食を楽しめるのもおもしろかったです。
▲アメリカンスタイルのロール寿司「スパイシードラゴン」
夕食を終えたあとは、ホテルで就寝しました。
グアム旅行4日目
この日は帰国日です。グアム12:30発、成田15:55着のユナイテッド航空の飛行機(UA196便)なので、最終日は移動メインです。
最終日の朝食は、ホテルのロビーラウンジ「サンドデューン」で頂きました。ベーコンやオムレットなどが入った朝食メニューで、スープやコーヒーもついており、朝から満足でした!
ちなみに、ホテルの近くにある公共ビーチ「タモンビーチ」があります。私は泳いでいないのですが、朝からビーチで楽しむ地元住民の方がいました。グアム観光客に人気のビーチなので、旅行の際はぜひ訪れてみてくださいね!
▲朝のタモンビーチの様子
さて、車でホテルからグアム国際空港へ向かいます。
グアム国際空港に到着後、帰国便のチェックイン手続きを行います。帰国に際して必要な書類は、以下のとおりです。
- ・パスポート
- ・ワクチン接種証明書
- ・(ワクチン接種回数2回のみ)出国前72時間以内に受診した陰性証明書
私はワクチンを3回接種しているので、パスポートとワクチン接種証明書の提示でチェックイン手続きは完了しました。
入国時と同様、帰国時のチェックイン手続きも非常にスムーズです。出国手続きが完了して制限エリアに入ったあとは、買い物したり、カフェでくつろいだりしていました。
搭乗時間に飛行機に乗ります。ちなみに、帰りの便の機内食ではチャモロ料理を食べました。最後までグアム気分を味わえたのはよかったですね。
グアムの観光客の様子は?コロナ対策は?
コロナ前ほどとはいきませんが、2022年10月のグアムにはぼちぼちと観光客がいました。体感では「韓国人」がもっとも多く、次いで「アメリカ本土からの観光客」が多い印象です。休業していたレストランやショッピングモールなども営業を再開しており、活気を取り戻し始めています。
また、現地のコロナ対策も気になるところだと思いますが、十分な対策が講じられています。多くのショッピングモールやレストランで、日本と同様、消毒や検温などのコロナ対策が取られていました。
また、現在グアムには、屋内・屋外ともにマスクの着用義務はありません。筆者の体感では、9割の方がマスクを着用していませんでした。
一方でローカルの方でも、自身の健康管理のためにマスクを着用している人はいます。そのため、マスクを着用していることで、周りから不思議な目で見られることはありません。コロナに感染しないように対策することも重要なので、マスクを着用するかどうかは、自身の判断で決めるようにしてくださいね。
参考:【情報随時更新中】グアムの今ってどうなの?| コロナ対策最新情報【実際に行ってきました】
まとめ:グアム旅行を通じて
今回、グアムでは非常に濃い時間を過ごせました。筆者は海外旅行が2年ぶりですが、久しぶりに海外のフリーダムな楽しさを感じられた4日間でした。
筆者の体感として、日本では「まだ海外旅行はできないな……」と考えている方も多いように感じますが、一歩国外に出てみればバカンスを楽しむ観光客の様子が見られます。
コロナ禍以降「海外旅行に行きたい」という思いを胸にしまい、日々生活を送っている方もいるでしょう。私もそうでした。一方で、日本から3時間半で行けるグアムは、思った以上に身近で、簡単で、安全に行ける海外旅行先でした。
グアムは自分を解放できる場所です。海外旅行が好きな方は、ぜひこの機会に手頃に楽しめるグアムはいかがでしょうか?