浮気は法律で禁じられていませんが、不倫は別です。
ですが、不倫をする人というのはあとを断ちません……一度は愛した女性を裏切って、被害者がどれだけ傷つくことか、想像できないのでしょうか?
今日は、そんな被害者やその味方の方々をスッキリさせる不倫復讐劇をお話ししましょう。
やられっぱなしでいる必要はないんです!
何の変哲もなかった。夫と子どもとの生活
結婚10年目。
5歳の娘と2歳の息子を育てる主婦をしていました。
上の子を幼稚園へお見送りした後は、下の子の様子を見ながら家事をして、内職バイトが一段落すると幼稚園のお迎えの時間。
そこからは公園で子どもたちを遊ばせ、帰宅後もやること盛りだくさんであっという間に夜。
そんな生活をしていました。
元夫はというと、片道1時間半かけて出勤し、少し残業したあと会社の人数人で飲みにいって帰ってくるのが基本。
真っ直ぐ帰ってくるのは週に1回ほど。
それでも早く帰ってきたときには家事や育児を手伝ってくれるので、特に不満などはありませんでした。
ある日のこと、いつも通り会社の人とご飯を食べてから帰る、と言った彼が一向に帰ってきませんでした。
そのときは心配していたのですが、翌朝、
「話し込んでたら終電逃したから、後輩の家に泊めてもらってた。今日は早く帰る」
とのメッセージが届いたとき、ピンときました。
女の勘は本当に鋭い。初めて気づく瞬間
これは女だ、と。
女の勘というのは本当に存在するんですね。
驚くと同時に、冷静になっていく自分を感じました。
これまで頑張ってきたのはなんだったのだろう。
こんなにあっさりと裏切られてしまうなんて。
いったいいつから……?
思い出してみると、不倫のそれであると言えそうな場面は何度となくありました。
それらのすべてが不倫でなくとも、3年くらい前にはもう始まっていたのだろう、ということは予想がつきました。
それから1ヶ月。
じっくりと元夫のことを観察してみました。
週に1、2回といった頻度でそれっぽい瞬間がありました。
思っていたよりも高頻度の逢瀬に、呆れてしまいました。
女を怒らせると恐ろしいと分からせなければなりません
こうして元夫の不倫像を暴いていくうちに、仕返しではありませんが、こらしめてやらないと、と思うように。
黙って不倫を見過ごすほど甘い私ではありません。
まずは証拠集めです。
……と思ったのですが、なかなか思うようにはいきません。
意外としっぽを出してくれない上に、子どもたちがいるので身動きが取りづらいのです。
逆に言えば、私が自由に動けないことを利用して元夫は不倫をしていたのでしょう。
怒りとやるせなさでいっぱいになった私は、探偵を雇うことに。
絶対に証拠を揃えて、元夫にわからせてやらないと気が済みません。
コツコツと貯めていた内職バイトで稼いだお金を使い、調査を依頼しました。
不倫夫への復讐内容は後編にて……
元夫の不倫に気づいて、早々に探偵を使った調査に出たSさん。
続々と見つかる証拠に、帰りが遅くなっても悪びれない元夫への怒りは頂点に達します。
さて、彼女はどんな方法で元夫への仕返しをするのでしょうか?
このエピソードは、後編へ続きます!
後編は5月9日(日)20:30に公開予定!お楽しみに!
(廣瀬伶/ライター)