GLAM Editorial

2023.10.10(Tue)

冬の北海道から抜け出してグアムの常夏リゾートへ!「ONE Guam セミナー 札幌 2023」の取材レポート

 

グアムは日本からもっとも近いアメリカ領であり、手軽に南国リゾートを楽しめる海外旅行先です。雪が降る北海道と異なり、グアムは1年中泳ぐことができる常夏のリゾート地です。

 

新型コロナウイルス感染蔓延により一時的に観光客は落ち込みましたが、観光客数は回復基調にあり、実際にグアムには日本人観光客を多く見かけます。今後も、さらに観光客が増えていくと予想されています。

 

現在、4つの空港からグアムへ直行便が出ていますが、北海道の新千歳空港からは直行便が就航していません。

 

グアム政府観光局は、地方からグアム渡航を盛り上げていきたいという想いのもと、2023年9月30日、10月1日に新千歳空港で行われた「世界の旅フェスタ」へ出展し、10月2日には北海道の旅行会社をはじめとする関係者を招いて「ONE Guam セミナー 札幌 2023」を開催しました。

 

セミナーの内容は旅行会社向けですが、この記事では「グアム旅行を考えている方」に向けて、セミナーの内容を抜粋して紹介します。

 

グアム旅行者必見
旅行会社のおすすめの選び方

 

グアム政府観光局と姉妹提携を結び、つながりを強く~札幌観光協会~

 

セミナーの冒頭、札幌観光協会よりご挨拶がありました。実は、グアム政府観光局と札幌観光協会は姉妹提携を結んでいます。

 

1990年に新千歳空港~グアム間の飛行機が就航して以来、現在に至るまで、グアムと札幌市は長らく交流を続けてきました。札幌観光協会が実施するさっぽろ雪まつりなどの国際交流事業を含め、相互交流を深めています。

 

1994年にグアム政府観光局と札幌観光協会が姉妹提携を結び、来年2024年には提携30周年を迎えます。残念ながら、現在は新千歳~グアムの直行便は就航していませんが、今後とも両都市の交流発展が期待されます。

 

 

グアムの現状と今後の動き~グアム政府観光局~

 

グアム政府観光局より、グアムの現状と今後の動きに関するご説明がありました。

 

現在、グアムは入国規制を緩和しており、コロナ前と同じ条件で入国可能です。もちろん陰性証明書は要りません。

 

入国に際し、ESTAまたはI-736を記入して提出します。ESTA取得はグアムで必須ではありませんが、米国国土安全保障省 税関・国境取締局 (CBP)はESTA申請を推奨しています。

 

これらに加え、税関申告書の電子版であるデジタル税関申告書を提出することで、グアムに入国可能です。

 

グアムの魅力は、なんと言っても365日泳げるリゾート地であること。

 

グアムの平均気温は27.5℃で、1年を通して温度変化が少なく、年中常夏です。雪が降る冬の札幌でも、グアムに行けば、暖かい日差しの中でリゾートライフを送れます。

 

 

グアムへの日本人渡航者数は、コロナ禍以降回復基調です。2022年には約22,000人であった日本人渡航者数が、2023年では現時点で10万人を超えています。

 

グアムへ訪れる観光客の多くは、ファミリー層と、20~30代の女性とのことです。これは、約3時間半で行けるため小さな子どもにも負担が少ないこと、手軽に行けるリゾート地のため女性に人気が高いことなどが、理由として考えられます。

 

街は活気を取り戻しつつあり、日本から約3時間半で行けるグアムに訪れる観光客は、今後ますます増えていくことが期待できるでしょう。

 

グアム政府観光局は、地方からグアム渡航者数を増やしたいという想いのもと、さまざまなプロモーションを積極的に実施しています。

 

たとえば、2023年5月8日~9月30日には「GOGO!GUAM SUMMERキャンペーン」が実施されました。キャンペーンページをレストランやツアー会社などに提示するだけでお得な特典が受けられる、観光客向けのキャンペーンです。

 

 

そのほか、本キャンペーンでは、日本の全国旅行支援でも使用されたregion PAYのシステムを海外で初めて導入し、グアムの加盟店舗で使用できる「20ドルクーポンの配布」も実施しました。今後も、日本人観光客にとってうれしいプロモーションが実施されていくことが期待できます。

 

グアムのホテルは、客室の90%がオーシャンビューです。2023年4月開業の星野リゾート リゾナーレグアムや、2020年7月開業のザツバキタワーなど、コロナ禍以降も新たにオープンしたホテルが多くあります。

 

今もグアムは活性し続けており、多くの日本人観光客を受け入れる準備があります。

 

グアムでは、新たな店舗が建設予定です。日本で人気の小売店「ドンドンドンキ」が、グアムで新店舗「ビレッジ・オブ・ドンキ」がオープンします。グアム国際空港から車でおよそ3分の場所にあり、観光客もアクセスしやすくなっています。

 

ビレッジ・オブ・ドンキは、早くて年内、遅くとも来年2024年初頭にはオープンする予定とのことです。

観光客増加に伴いグアム直行便を増便~ユナイテッド航空~

 

ユナイテッド航空より、グアム線の増便に関するご報告がありました。

 

現在、グアムには4つの空港から直行便が出ています。

 

  • ・成田国際空港
  • ・中部国際空港
  • ・関西国際空港
  • ・福岡空港

 

各空港からのフライトスケジュール(2023年10月29日~)は、次のとおりです。

 

ユナイテッド航空の運行スケジュール(2023年10月29日~)

<成田発/グアム着>

便名出発到着運航日
UA82711:5016:00毎日
UA19717:0021:45毎日
UA86517:5022:35毎日
UA87421:2002:05(+1)月・水・金・土

 

<グアム発/成田着>

便名出発到着運航日
UA8287:009:50火・木・土・日
UA19612:4015:30毎日
UA86413:3516:25毎日
UA87317:0519:55毎日

 

<中部発/グアム着>

便名出発到着運航日
UA13611:2015:55毎日
UA172※20:501:25(+1)月・水・木・日

※適用除外日…11月21・24・25日、12月29・30日、1月2・6日

 

<グアム発/中部着>

便名出発到着運航日
UA1377:2510:20毎日
UA17117:0019:55月・水・木・日

 

<関西発/グアム着>

便名出発到着運航日
UA15011:0515:45毎日
UA17820:551:35(+1)火・木・土

 

<グアム発/関西着>

便名出発到着運航日
UA1517:0010:05毎日
UA17716:5019:55火・木・土

 

<福岡発/グアム着>

便名出発到着運航日
UA16611:0516:15毎日

 

<グアム発/福岡着>

便名出発到着運航日
UA1657:3010:50毎日

 

2023年10月29日以降、成田だけでなく、中部・関西・福岡空港の3つの空港から、毎日直行便が出ることになります。特に、中部国際空港は1日2本直行便が出る曜日があり、中部圏からグアム渡航の利便性はより高くなります。

 

ユナイテッド航空は、国内4都市~グアムの路線を片道7万円程度で販売しており、グアムへお得に渡航可能です。

 

北海道からは、国内線の経由便を使うことでグアムへ渡航できます。新千歳空港からだと成田国際空港が一番近く、この路線はLCCも就航しており、新千歳~成田は片道数千円でチケットを販売しています。

 

このように、コストを抑えながら手軽に海外リゾートを楽しめるのが、グアムならではの魅力です。ユナイテッド航空を使って、お得にグアム旅行をしてみてはいかがでしょうか。

グアムで新たなショーがオープン~バルディガグループ~

 

グアム最大のオプショナルツアー催行会社・バルディガグループから、2023年6月に、グアムで新たなショー「KARERA(カレラ)」がオープンしたことが発表されました。

 

KARERAは、グアム唯一のライブエンターテインメントショーです。タモンの中心地にあるサンドキャッスルを1,200万ドル(約16億8,000万円)かけて改装し、2023年6月にリニューアルスタートしました。

 

グアムのKarera

 

KARERA制作には、シルク・ドゥ・ソレイユなどを手掛けたトップクリエイターが関わっています。実際に、筆者もKARERAを鑑賞しているので、気になる方はこちらの記事をご覧ください。

 

KARERAのほかにも、バルディガグループは魅力的なオプショナルツアーをいくつか催行しています。セミナー内で紹介されたオプショナルツアーの内容を、次から簡単に解説します。

 

KARERAの公式HPを見る

タオタオタシ

画像出典:タオタオタシ

 

タオタオタシは、グアムで唯一、オンザビーチで開催されるビュッフェディナーショーです。

 

ビュッフェディナーには、グアム伝統料理・チャモロ料理やバーベキュー、ステーキ、シーフードなどの豪華な料理が振る舞われます。

 

タオタオタシでは、グアムのタモン湾に映えるサンセットを楽しんだあと、カルチャーを感じられるショーを鑑賞します。

 

タオタオタシの公式HPを見る

ザ・ビーチレストラン&バー

© グアム政府観光局

 

ザ・ビーチレストラン&バーは、タモン北部のガンビーチにあるビーチバーで、オーシャンフロントでランチやディナーを楽しめます。美味しい食事や冷たいドリンクなどを楽しむことができ、バンケットスペースも備えています。

 

また、ビールやビーチカクテルを頂きながら、目の前のガンビーチで遊泳やビーチバレーを楽しめますよ。

 

ザ・ビーチレストラン&バーの公式HPを見る

BIGサンセットクルーズ

画像出典:VELTRA

 

BIGサンセットクルーズは、老若男女問わず楽しめるクルーズツアーです。船上では、食べ放題のBBQビュッフェや、飲み放題のビール・ワインなどを楽しめます。

 

船上からは、美しいグアムのサンセットや、日が落ちたあとの星空などを望むことができますよ。

 

BIGサンセットクルーズの公式HPを見る

アネモス

画像出典:VELTRA

 

アネモスは、グアム発の本格地中海レストランです。ギリシャやフランス、スペイン、レバノン、イタリアから直送の食材を使用しており、新鮮な地中海の味を楽しめます。

 

シェフもギリシャから呼ぶという、徹底したこだわりを見せているレストランです。

 

アネモスの公式HPを見る

クラブZOH

画像出典:VELTRA

 

クラブZOHは、グアム最大級のナイトクラブです。人気専属DJや、最先端の音響・照明設備を兼ね備えており、VIPブースや指定席パッケージもあります。

 

場所はタモンの中心地にあり、夜でも安心してアクセスできるのも、クラブZOHの魅力です。

 

クラブZOHの公式HPを見る

まとめ:北海道~グアムの直行便再就航を目指して

コロナ禍で落ち込んだ日本人観光客も、2023年に入り活気を取り戻してきています。コロナ禍でも観光地の活性化が進み、新たなホテルやショーなどが続々とオープンしており、観光客を受け入れる体制は十分に整えられています。

 

今回のセミナーにはグアム政府観光局の局長兼CEOのカール・グティエレスも来日しており、グアムに住んでいる人たちにも北海道の素晴らしい魅力を体験してもらいたいと思うと共に、北海道の皆さまにもぜひグアムに来ていただきたいとコメントしていました。

 

グアム政府観光局は「新千歳空港~グアムの直行便再就航を目指して、交渉を続けていく」とのことです。現状でも、4都市からグアムに直行便が出ており、北海道から経由便を使うことで、手軽に海外リゾートに旅行することが可能です。

 

この冬は寒い北海道を抜け出して、常夏を感じにグアムへ行きませんか?

 

グアム旅行者必見
旅行会社のおすすめの選び方

プロフィール写真(小川 遼)
執筆者

小川 遼

GLAMのトラベルライター。趣味は国内・海外旅行で、時には仕事をしながら旅行することも。国内・海外を問わず多くの旅先を訪れており、豊富な旅行経験をもつ。特にグアムには何度も渡航経験があり、現地のイベントやホテルなどを取材。グアムの魅力を細部まで知り尽くしている。現地での豊富な体験や取材を基に、旅行者に役立つグアムの魅力をお届けします。写真は、2024年にグアムのランニングイベント「ココロードレース2024」に参加した時のものです。

https://www.glam.jp/authors/ryo_ogawa/

GLAMのトラベルライター。趣味は国内・海外旅行で、時には仕事をしながら旅行することも。国内・海外を問わず多くの旅先を訪れており、豊富な旅行経験をもつ。特にグアムには何度も渡航経験があり、現地のイベントやホテルなどを取材。グアムの魅力を細部まで知り尽くしている。現地での豊富な体験や取材を基に、旅行者に役立つグアムの魅力をお届けします。写真は、2024年にグアムのランニングイベント「ココロードレース2024」に参加した時のものです。

https://www.glam.jp/authors/ryo_ogawa/
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