日本人からもっとも人気の高い海外旅行先が、ハワイです。ハワイを行くかどうか考えている方にとって、一番気になるのは費用面でしょう。なるべく安い時期に、ハワイに行きたいという考えの方もいるはず。
そこでこの記事では、ハワイ旅行がもっとも安い時期を紹介します。実際に、1年の航空券代やホテル代を算出しているので、安い時期にハワイ旅行をしたいと考えている方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください!
目次
ハワイ旅行がもっとも安い時期は10~11月
結論から言えば、ハワイ旅行がもっとも安い時期は10~11月です。
ハワイ旅行で時期によって変動する費用は、主に「航空券代」と「ホテル代」の2つです。この2つの費用で安い時期を見てみると、10~11月という結果になりました。
意外に、最安値だけを見ると、航空券代にそれほど差はありませんでした。一方で、ホテル代については10~11月が安く、結果的にこの時期がもっとも安い結果となりました。
10~11月と言えば、ハワイの雨季に当たる時期です。しかし、雨季と言っても1日中雨が降ることは少なく、南国特有の急なスコールや霧雨が特徴的です。そのため、雨季でもハワイ旅行を十分楽しめます。
ハワイ旅行の費用目安
10~11月で計算すると、羽田空港~ダニエル・K・イノウエ国際空港を使ったハワイ旅行の費用目安は、4泊6日で1人あたり約24万円~です。
項目 | 費用目安(4泊6日) |
航空券代 | 93,690円~ |
ホテル代 | 96,000円~ |
ESTA申請費 | 3,140円 |
現地交通費 | 4,484円 |
食費 | 4万円 |
お土産代 | 10,000円 |
ただし、24万円は切り詰めた末の費用であり、ホテルのランクを抑えるなどしています。実際は、ハワイ旅行を楽しくするため、オプショナルツアーに参加したり、より豪華なホテルに宿泊したりする方もいるので、これ以上にお金がかかります。
そのため、ハワイ旅行の予算には、ある程度余裕をもっておくことを心がけたいですね。
航空券代
航空券代だけで見ると、1・2、4~6、8・9月、11・12月がもっとも安い時期で、往復93,690円~でハワイに渡航できます。
最安値だけを比較するのであれば、時期による航空券代の差はほとんど見られませんでした。
デルタ航空を使えば、9万円台と安価な料金で旅行できます。以下は、羽田空港~ダニエル・K・イノウエ国際空港で、デルタ航空の往復航空最安値を示した表です。
<羽田空港~ダニエル・K・イノウエ国際空港の最安値(デルタ航空の往復航空券)>
月 | 航空券代 |
1月 | 93,690円 |
2月 | 93,690円 |
3月 | 95,090円 |
4月 | 93,690円 |
5月 | 93,690円 |
6月 | 93,690円 |
7月 | 95,090円 |
8月 | 93,690円 |
9月 | 93,690円 |
10月 | 96,490円 |
11月 | 93,690円 |
12月 | 93,690円 |
ホテル代
ホテルの宿泊費で、もっとも安い時期は10~11月で、4泊6日で1人あたり約96,000円~宿泊できます。7~8月のような高い時期に比べると、1泊あたりで最大1万円弱安くなっています。
ワイキキにあるホテルの一般的な価格(1泊)を調べると、次のようになりました。
月 | ホテル宿泊代(1泊) |
1月 | 29,417円 |
2月 | 29,604円 |
3月 | 30,714円 |
4月 | 27,388円 |
5月 | 28,992円 |
6月 | 30,817円 |
7月 | 33,690円 |
8月 | 34,731円 |
9月 | 31,536円 |
10月 | 24,242円 |
11月 | 24,031円 |
12月 | 28,565円 |
ESTA申請費
ハワイはアメリカに属する国なので、90日以内の滞在には、入国にESTA(電子渡航認証システム)の取得が必要です。ESTAの申請費用は21ドル(約3,140円)です※。
ESTAは、米国国土安全保障省(税関・国境取締局)のサイトから申請可能です。ハワイ到着日の72時間以上前にESTAを申請することが推奨されています。
なお、まるで公式サイトのようなESTA申請断行サイトがあり、こちらで申請してしまうとESTA申請費用に代行手数料を加えた8,690円(税込)で請求されてしまいます。
Googleなどで「ESTA」と検索すると最初のほうに表示されるサイトで、知らない方はよく間違えてしまうので、上記のURLから直接申請しましょう。
※2023年10月27日のレートで計算
現地交通費
ハワイ旅行の交通費は、どの交通手段を用いるかによって異なります。交通手段ごとの費用目安(4泊6日)は、次のとおりです。
- ・レンタカー:2万円程度
- ・バス/トロリー:ワンデーパス約1,121円
レンタカー
ハワイ島内を自由に動きたい方は、レンタカーがぴったりです。レンタカーの費用は、4日で2万円ほどです。
ハワイには日本語スタッフが対応してくれるレンタカー屋もあり、英語ができなくても安心して借りられます。
バス/トロリー
ハワイには、島内を網羅してくれる「ザ・バス」が運行しています。乗車料金は、片道大人3ドル(約448円)、子ども1.5ドル(約224円)です。
さらに、1日乗り放題の「ワンデーパス」は大人片道7.5ドル(1,121円)、子ども3.75ドル(約560円)です。3回以上乗車すると元を取れるので、バスを多用する方は、ワンデーパスを購入しておくとお得ですよ♪
バスとは別に、ハワイにはトロリーが運行しています。4つあるトロリー路線のうち、ピンク・ラインのみ1日券5ドル(約747円)を販売しています。そのほかトロリーは、全路線で使える1日券を大人25ドル(約3,738円)、子ども15ドル(約2,243円)で購入可能です。
食費
ハワイの1日の食費は、おおよそ1日1万円です。
日本と比べると、ハワイの食費は高めとなっています。もちろん、お店や食事メニューによって料金は異なりますが、ハワイの外食費の目安は次のとおりです。
- ・朝食:1,500円程度
- ・昼食:2,000円程度
- ・夕食:5,000円程度
- ・カフェ:1,000円程度
なるべく食費を抑えたい方は、スーパーマーケットやコンビニを活用して、ホテルの部屋などで食べるのがおすすめ!レストランで食べるのに比べて、食費を抑えられます。
また、スーパーマーケットなどで食材を揃えて、コンドミニアムで自分で料理すると、かなり食費を節約できますよ♪
お土産代
渡す相手の人数や購入する内容によるものの、1万円程度を予算として見ておくとよいでしょう。
ハワイには南国雑貨やナチュラルコスメ、バラマキ用のクッキーなど、多様なお土産が揃っています。ハワイのお土産を渡せば、喜ばれること間違いなしです。
お土産代を抑えるのであれば、空港ではなく、スーパーマーケットやディスカウント・ショップで買うのがおすすめ!
「ホール・フーズ・マーケット」や「ターゲット」などで、安価でお土産が手に入ります。同じ商品でも、空港より安く売られていることも多々あります。
また、お土産の予算を決めておくのも、お土産代を節約するコツです。上限を決めておくことで、高いお土産を買ったり、お土産を買いすぎたりすることを防げます。
ハワイ旅行を安く抑える3つのコツ
ハワイ旅行の費用をなるべく安く抑えるコツを3つ紹介します。
①クヒオ通りのリーズナブルなホテルに宿泊する
ハワイ旅行で大きな費用となるのが、航空券代ともう1つ「ホテル代」です。ホテル代を抑えることで、旅費も大きく節約できます。
ワイキキのメインストリートである海沿いのカラカウア通りには、ショッピングモールや高級ブランド店が建ち並んでいます。カラカウア通りは利便性がよいものの、ホテルの宿泊代も高い傾向です。
そこで、ホテルの宿泊におすすめなのがクヒオ通り沿いです。カラカウア通りから1本陸側にある通りで、ロケーションがカラカウア通りに劣る分、ホテルは安い傾向にあります。
クヒオ通り沿いには「アンバサダー ホテル ワイキキ」や「ホリデーインエクスプレス ホノルルワイキキ」などのリーズナブルなホテルも多く、1泊1万円台で泊まることも可能です。ホテルの安さを重視するのであれば、クヒオ通り沿いのホテルから選ぶようにしましょう♪
②航空券を安く手に入れる
ホテル代とは別に、航空券代も旅費を大きく占める費用です。航空券代を安く抑える方法はいくつかありますが、おすすめは「航空券比較サイト」を使う方法です。
たとえば、航空券比較サイトの「Surprice(サプライス)」を使えば、その日程で一番安い航空券が一目でわかるようになっています。
画像出典:Surprice
各航空会社のサイトから直接予約するよりも、このような航空券比較サイトを使うほうが、航空券を安く手に入れられます。
また「航空券+ホテル」のパッケージで予約することで、単体で予約するよりも安く航空券を手に入れることが可能です。
エアトリプラスや楽天トラベル、トラベルコなどのパッケージ予約サイトを利用すれば、航空会社とホテルを自由に組み合わせることができ、格安で旅行できます。
③現地はバスやレンタル自転車で移動する
ハワイで意外にお金がかかるのが、現地交通費です。レンタカーやタクシーを使うとお金がかかるので、バスで移動するのがおすすめです。
オアフ島の移動には、島内どのエリアにも行くことができる「ザ・バス」が便利!
先ほども紹介したように、ザ・バスは1日乗り放題の「ワンデーパス」を大人片道7.5ドル(1,121円)、子ども3.75ドル(約560円)で販売しており、ワンデーパスを使ってバスのみで移動すれば、かなり交通費を抑えられます。
また、ワイキキとアラモアナを結ぶトロリー(ピンク・ライン)は、JCBカードを提示するだけで無料で乗車できます。ザ・バスと併用して、賢く乗車料金を節約してみましょう。
また、バスのほかに、ホノルルにはレンタル自転車「Biki」があります。ホノルル市街地に、約130か所以上の自転車ステーションと、1,000台以上の自転車が設置されています。
観光客は、次の料金でBikiを利用できます。
- ・ワンウェイ:4.5ドル(約673円)…30分まで利用可。
- ・ザ・ジャンパー:12ドル(約1,795円)…24時間乗り放題。1回の利用は30分まで。
- ・ザ・エクスプローラー:30ドル(約4,489円)…300分乗り放題。
タクシーやレンタカーの代替手段として、Bikiの利用も検討してみてください。
ハワイ旅行は高い…という方にグアムがおすすめ!
© グアム政府観光局
ハワイ旅行は4泊5日で1人あたり24万円~と、学生や若い社会人の方などの中には、高いと感じる方もいるでしょう。
そのような方におすすめの海外旅行先が、ハワイと同じアメリカンリゾートのグアムです。ハワイに比べて、グアムは費用面や距離面で優れています。
ハワイに比べた、グアムのおすすめポイントを3つ紹介します。
①グアムに3時間半で行ける
日本からハワイまでの飛行時間は、行きの飛行時間は約7~8時間半、帰りの飛行時間は約8時間半~10時間です。
一方で、グアムは約3時間半で行くことができ、ハワイの半分ほどの飛行時間です。
飛行時間が短いということは、それだけ現地で遊べる時間も多いということ。また、グアムは飛行時間が短いので子どもへの負担が少なく、子連れファミリーにも人気の海外旅行先です。
なるべく近場のリゾート地に行きたい方は、グアムがうってつけです。
参考:グアム旅行は子連れにぴったり!おすすめホテルや観光スポット、注意点も
②日本との時差がたったの1時間
日本とグアムの時差はたったの1時間です。
日本とハワイの時差は19時間もあり、日本の朝がハワイでは深夜です。そのため、時差ぼけを起こす方も多く、倦怠感や不眠などの症状を引き起こしたり、滞在中に体調を崩したりする方もいます。
さらにハワイは、時差とフライト時間の影響で機内泊が必要で、旅程も伸びがちです。
一方で、時差がほとんどないグアムは、到着したその日から楽しむことができ、短い日程で済みます。
飛行時間も片道約3時間半と短いので、多忙な社会人でも2泊3日~の短いスケジュールで、十分にグアム旅行を楽しめます。時差ぼけで、翌日に悪影響を残すこともありません。
何より、時差ぼけがないので、子どもにも負担が少ないのがグアムの魅力。飛行時間の短さと合わせて、グアムには子連れファミリーに人気な理由が盛りだくさんです。
参考:グアムと日本の時差はわずか1時間!標準時やフライト時間なども解説!
③ハワイ旅行に比べて旅費が安い
ハワイの時差や機内泊を考慮すると、グアムの3泊4日とハワイの4泊6日は、実は現地の滞在時間で考えるとそれほど差はありません。
<ハワイ4泊6日>
日本 | ハワイ | |
1日目 | 午後出発 | 午前到着、自由行動(午後) ※時差ぼけの場合はホテルで休む |
2日目 | 自由行動(終日) | |
3日目 | 自由行動(終日) | |
4日目 | 自由行動(終日) | |
5日目 | 午前出発 | |
6日目 | 午後到着 |
<グアム3泊4日>
日本 | グアム | |
1日目 | 午前中出発 | 午後到着、自由行動(午後) ※時差ぼけがないので初日から思いっきり遊べる |
2日目 | 自由行動(終日) | |
3日目 | 自由行動(終日) | |
4日目 | 夜到着 | 自由行動(午前)、午後出発 |
ハワイで初日に時差ぼけしてあまり動けないことを考えると、ハワイ旅行4泊6日とグアム旅行3泊4日で現地で動ける時間はどちらも3日程度であり、あまり変わりはありません。
そこで費用を見てみると、ハワイの4泊6日の旅行予算は24万円~ですが、グアムは3泊4日で15万円~楽しめます。
ハワイ旅行に比べて、10万円弱費用を抑えることも可能で、費用を抑えつつリゾートライフを送りたい方にはグアムがおすすめです!
ハワイよりも体への負担が少なく、短いスケジュールで旅行でき、費用も抑えられる……同じアメリカンリゾートでも、グアムにはこれほど多くの魅力がありますよ♪
参考:グアム旅行の3泊4日モデルコースや予算を紹介!実際に渡航した筆者が解説♪
まとめ
ハワイ旅行の安い時期は、10~11月です。航空券代は1年中大きな違いはありませんが、10~11月はホテル代が安く、コストを抑えて旅行をしたい方におすすめの時期です。
一方で、ハワイ旅行は切り詰めても4泊6日で1人24万円以上かかるので、人によって高すぎて行けないという方もいるでしょう。その場合は、ハワイと同じアメリカンリゾートで、旅費も安いグアムがおすすめです♪