GLAM Editorial

2024.07.20(Sat)

旅行前に見て!乗り物酔いせずに楽しく過ごす6つの方法

 

家族や友達と楽しく過ごす旅行。

ですが、せっかくの旅行も移動中の乗り物に酔うと台無しになってしまいますよね。

旅行前にチェックしておきたい、乗り物酔いの予防方法や、万が一酔ってしまった場合の対処法を紹介します。

1. 乗り物酔いとは

乗り物酔いの原因や、主な症状を紹介します。

1-1. 乗り物酔いの原因

乗り物酔いは、乗り物の揺れや不規則な加速、減速の反復を受ける内耳(ないじ)からの情報と、目やからだから受ける情報が異なることで、脳が混乱して起きる病的反応です。

「動揺病」と呼ばれることもあります。

 

また、内耳からの情報によって乗り物酔いになるのではなく、臭いによる不快感やストレス、不安といった精神的な原因によって乗り物酔いになることもあります。

1-2. 乗り物酔いの症状

乗り物酔いの症状は、段階的に変化します。

初期症状としては軽いめまいや生つば、生あくびといった症状があらわれます。

その後、次第に頭痛や冷や汗、吐き気、胃の不快感といった症状に移行するようです。

このとき、顔色が悪くなる方も多いんだとか。

さらに症状が悪化すると、嘔吐に至ります。

嘔吐を繰り返すことにより、脱水症状になる方もいます。

2. 乗り物酔いの予防方法

乗り物酔いを予防する方法を、詳しく紹介します。

2-1. 乗る前にできる方法

乗り物に乗る前に、以下の方法をとることで乗り物酔いが予防できます。

 

・乗り物に乗る前日はしっかり眠る

・空腹や満腹を避け、消化によいものを食べる

・あらかじめ、乗り物酔いの薬を服用する

 

このような方法で、乗り物酔いの予防効果が期待できます。

2-2. 乗っている最中にできる方法

乗り物に乗っているときは、以下のことを意識して乗り物酔いを予防しましょう。

 

・揺れが少ない場所に座る

・進行方向を見る

・音楽を聴いたりおしゃべりをしたりして、リラックスする

 

こうした方法で、乗り物酔いを防げるでしょう。

「これを食べれば乗り物に酔わない」、「この飲み物を飲んでいれば大丈夫」というジンクスも、不安を和らげリラックスし、乗り物酔いを予防する効果があるといわれています。

乗り物への苦手意識をなくす、自分なりの方法を見つけましょう。

2-3. 三半規管を鍛える

普段から三半規管を鍛えておくことで、乗り物酔いの予防効果が期待できます。

前転や後転などのマット運動、トランポリンといった運動で、遊びながら三半規管を鍛えられます。

また、後ろ歩きや目をつぶって歩くことでも、三半規管が強化できるのです。

けがに気をつけながら、普段の生活で試してみてください。

2-4. 体調を整える

前述の通り、空腹や満腹状態では乗り物酔いしやすくなります。

消化によいものを食べてから、乗り物に乗りましょう。

睡眠不足や疲労も乗り物酔いのリスクを高めるため、注意が必要です。

3. 乗り物酔いをしてしまった場合の対策

事前に対策をしていても、荒れた海で船に乗ったり飛行機が揺れたり、体調が悪かったりすると、乗り物酔いしてしまうこともあるでしょう。

その場合の対策を2つ紹介します。

3-1. スッキリしたものを食べる

乗り物酔いの初期症状が出た場合は、早めにスッキリしたものを食べましょう。

ミントには胃の不快感を軽減する作用、しょうがには吐き気を抑える効果があるので、ミントティーやジンジャーティー、しょうが飴などがおすすめです。

3-2. 薬の服用

事前に服用することで予防できる乗り物酔い薬もありますが、そういった薬を飲み忘れてしまい、乗り物酔いになることもありますよね。

このようなときは、酔ってからでも効果がある乗り物酔い薬を服用しましょう。

「マレイン酸フェニラミン」や「ジフェンヒドラミン」という成分が含まれた薬を服用することで、吐き気を緩和することができます。

 

また、西洋薬に比べると副作用が少ないといわれる、漢方薬の服用もおすすめです。

乗り物酔いには「水分代謝の乱れを整える」「精神の不安を和らげる」といった原因にアプローチする漢方薬を服用しましょう。

 

<乗り物酔い対策におすすめの漢方薬>

・五苓散(ごれいさん):全身の水分バランスを整えることで、吐き気やめまい、頭痛を緩和します。(※1)

 

・半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう):精神の緊張を和らげることで、精神不安やイライラを改善します。(※2)

 

このような漢方薬を服用することで、乗り物酔いに悩まされずに旅行を楽しめるでしょう。

ただし、漢方薬を服用する際には、自分の症状や体調に合うものを選ばないと、思わぬ副作用に悩まされる恐れがあります。

 

そこでおすすめなのが、「あんしん漢方」のサービス。

薬剤師がAIを用いて最適な漢方薬を提案してくれるので、安心して服用できますよ。

 

あんしん漢方はこちら

 

4. 乗り物酔いのない旅行を楽しもう!

旅行の際には、乗り物による移動は避けられませんよね。

そんなとき、乗り物酔いになると観光やグルメを楽しめずに、旅行の楽しさが半減してしまいます。

乗り物酔いの予防法や、酔ってしまったときの対策を知り、旅行を楽しんでくださいね。

 

参考URL

(※1)くすりの適正使用協議会 くすりのしおり「ツムラ五苓散エキス顆粒(医療用)」

https://www.rad-ar.or.jp/siori/search/result?n=7941

 

(※2)くすりの適正使用協議会 くすりのしおり「ツムラ半夏厚朴湯エキス顆粒(医療用)」

https://www.rad-ar.or.jp/siori/search/result?n=7949

 

 

 

 

<この記事の監修者>

漢方

あんしん漢方薬剤師
山形 ゆかり

 

薬剤師・薬膳アドバイザー・フードコーディネーター。病院薬剤師を経て食養生の大切さに気付く。

牛角・吉野家他薬膳レストランなど15社以上のメニューも開発。

症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホひとつで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」で薬剤師を務める。

 

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