11月11日に行われた総理大臣指名選挙で、自民党総裁の石破茂氏が第103代首相に選出されました。
しかし、その場に出席した菅義偉元首相の姿が、テレビ中継を通じて大きな反響を呼んでいます。
最初の衆議院議長選挙では、岸田文雄元首相に支えられながら菅氏はゆっくりと席に着き、岸田氏と麻生太郎元首相の間に座りました。投票を済ませた後、結果を待つ間の菅氏の様子に注目が集まりました。
岸田氏が微笑んでいたり、麻生氏が手を組み直すなどリラックスした様子を見せる中、菅氏は両手を胸の前で重ね、虚ろな表情で一点を見つめていました。
続く首相指名選挙では、高市早苗氏が3人に振り向き話しかけるシーンが映され、岸田氏が頷き、麻生氏も微笑みながら応じる様子でしたが、菅氏は再び動かず、視線を高市氏に向けることもありませんでした。
30分ほどの休憩の後、石破総裁と立憲民主党の野田佳彦代表(67)による決選投票が行われ、菅氏は非常にゆっくりとした足取りで席に戻りました。
資料をめくる場面もあったものの、ほとんどの時間を両手を胸の前で重ねたまま硬直したような状態で過ごしていたようです。
Xでは、菅氏の様子を心配する声が次々と寄せられています。
「菅さん、もうお休みされた方が…」
「動かない菅さんの姿に不安が募る」
「精気が感じられない。大丈夫なのか」
10月にも今回のような体調の心配の声が多く上がっており、とても選挙中とは思えない表情。