同じくらいの年代なのに見た目が大きく違う人っていますよね。そのような見た目の差は、普段の食生活が影響しているのかもしれません。老化が進む食習慣を続けると、実年齢よりも老けて見える可能性があります。正しい食習慣を知り、若々しい見た目を維持しましょう。
1. 老化が進むNGな食習慣
以下のような食習慣を続けていると、同年代に比べて老け見えする可能性があります。3つのNG食習慣をチェックしましょう。
1-1. パン+甘い飲み物の朝食
朝食をパンにして、飲み物をジュースやカフェオレのような甘いものにすると老化が進みます。
空腹時にいきなり甘いものを胃に入れると、血糖値が乱高下する「血糖値スパイク」の原因になります。血糖値スパイクは、眠気だけではなく細胞を「酸化」させてボロボロにするリスクがある現象です。細胞が酸化すると体内のタンパク質や脂肪が変性し、老化の原因になるといわれています。
1-2. 早食い
早食いは消化に悪くて胃腸に負担をかけるだけではなく、顔のたるみの原因になります。早食いは咀嚼回数が少なくなるので、顔の筋肉の運動量が不足し表情筋がたるみ、老け見えにつながるのです。
1-3. 間食に甘いもの
間食に甘いものを食べると、細胞が「糖化」して老化を早める原因になります。
細胞の糖化とは、体内の余分な糖とタンパク質・脂肪が結びついて変性することです。これにより細胞が劣化し、肌のシミやくすみがあらわれます。
糖化によって生成される「AGE」は老化だけではなく、白内障や動脈硬化の原因にもなるといわれているので注意してください。
2. 老化を防ぐ3つのポイントは?
老化を防いで若々しい見た目を維持するためには、以下の3つのポイントを意識してください。
2-1. 摂取カロリーを抑える
普段の摂取カロリーを抑えることで、老化を防げる可能性があります。一般的にカロリーが高い食品は糖質が多く含まれていることが多く、細胞が糖化する原因になるので控えましょう。
また、不飽和脂肪酸にも注意してください。紅花油やマーガリンに含まれる不飽和脂肪酸は、体内で細胞と結びつき酸化を促進する恐れがある食品です。不飽和脂肪酸が含まれる油ではなく、オリーブオイルや亜麻仁油を使うことで老化を防げますよ。
2-2. アンチエイジングを意識した食材を選ぶ
アンチエイジング効果が期待できる食材を食べることで、老化を防げるでしょう。
肉や魚、大豆に含まれる良質な動物性もしくは植物性タンパク質には、新たな細胞を生み出し若さを維持する効果が期待できます。ほうれん草やカボチャに含まれるビタミンEは、抗酸化作用を持っているため老化防止効果が期待できるでしょう。体内の細胞の酸化を防ぐためには、抗酸化作用を持つポリフェノールが多く含まれるゴマや赤ワイン、柑橘類の摂取がおすすめです。
2-3. 漢方薬を服用する
老化対策には、心身の機能低下を根本的に改善し、健康維持のサポートをする漢方薬の服用もおすすめです。
老化対策には胃腸の働きを高めて気力体力を充実させる「補中益気湯(ほちゅうえっきとう)」や、からだを温めて加齢によって衰えた生理機能を整える「牛車腎気丸(ごしゃじんきがん)」の服用がおすすめ。
漢方薬を選ぶ際には自分の体質との相性も重要です。自分に合う漢方薬を選ぶには、薬剤師が最新のAIを用いて最適な漢方薬を提案してくれる「あんしん漢方」サービスの利用がおすすめ。アフターフォローも充実しているので、自宅で安心して服用できますよ。
3. 老化を防ぐには日々の習慣を変えよう!
年齢を重ねるのは避けられないものですが、見た目年齢は日々の習慣によって大きく変えることができます。周りの同年代よりも若く見られたい人、いつまでも若々しくいたい人は、日々の習慣を意識してくださいね。
<この記事の監修者>
あんしん漢方薬剤師
山形 ゆかり
薬剤師・薬膳アドバイザー・フードコーディネーター。病院薬剤師として在勤中、食養生の大切さに気付き薬膳の道へ入り、牛角・吉野家他薬膳レストランなど15社以上のメニュー開発にも携わる。
症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホひとつで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でも薬剤師としてサポートを行う。
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