厄年や厄除けは人生の節目に関わる大切な出来事ですが、意外と知らないことも多いのではないでしょうか。特に災いが起こりやすいとされる厄年には、しっかりと厄除けをしておくことが大切です。
神奈川県内には由緒ある神社やお寺が多数ありますが、その中でも厄除けにおすすめのパワースポットを厳選してご紹介します。有名どころから穴場スポットまで、あなたに合った厄除け神社・寺が見つかるはずです。
今回は、2025年の厄年に該当する方はもちろん、将来に備えて厄除けについて知りたい方、パワースポット巡りが好きな方など、幅広い方に役立つ情報をお届けします。
各神社・寺の特徴や初詣情報、アクセス方法なども詳しくお伝えしますので、参拝の計画にぜひ役立ててくださいね。
県内屈指のパワースポットから、あなたに最適な厄除けスポットを見つけて、災いのない一年を過ごしましょう!
厄年と厄除けとは?
厄年や厄除けについて、正しく理解することは大切です。ここでは、基本的な知識をお伝えします。
厄年について
厄年とは、 人生の節目で災いが起こりやすいとされる年齢のこと です。数え年で計算し、前厄、本厄、後厄の3年間が厄年とされています。
数え年の計算方法は、生まれた日を1歳とし、その後の1月1日ごとに1歳ずつ加算していきます。ご自身や大切な方が厄年に当たる年は、注意が必要ですね。
厄除けと厄払いの違い
厄除けと厄払いは、どちらも厄年の災いを避けるための行為ですが、少し違いがあります。
・厄除け:災いを寄せ付けないために、お寺で祈祷を受けること
・厄払い:災いを払うために、神社で祈祷を受けること
一般的に、厄除けはお寺、厄払いは神社で行われますが、どちらの宗教施設でも両方の祈祷を受けることが可能 です。大切なのは、心を込めて祈ることです。
2025年(令和7年)が厄年の方
2025年の厄年に該当する方は、以下の表をご確認ください。
男性の厄年
女性の厄年
厄年の方は、ぜひお近くの神社やお寺で厄除けや厄払いをしてみてくださいね。
神奈川県内おすすめ厄除け神社・寺15選
神奈川県内にある厄除けや厄払いにおすすめの神社やお寺を厳選して15カ所ご紹介します。それぞれの特徴やアクセス方法、初詣情報なども合わせてチェックしていきましょう。
1. 伊勢山皇大神宮(横浜市西区)
「関東のお伊勢さま」の愛称で親しまれる伊勢山皇大神宮は、天照皇大神を祀る由緒ある神社です。毎年約17万人もの参拝者が訪れ、特に受験生に人気の「さくら君絵馬」は合格祈願のパワースポットとして知られています。
元旦の歳旦祭と1月3日の元始祭では多くの参拝者で賑わいます。アクセスはJR桜木町駅から徒歩10分ですが、駐車場の使用制限があるので注意が必要です。
2. 寒川神社(高座郡)
寒川神社は唯一「八方除け」のご祈祷を受けられる神社として有名です。その歴史は約1600年以上と古く、祭神は寒川比古命と寒川比女命です。例年約50万人の参拝者が訪れる人気の高い神社の一つです。
元旦には元旦祈祷祭と八方除祭が行われます。アクセスはJR宮山駅から徒歩5分です。
3. 川崎大師(川崎市川崎区)
「厄除けの大師」として広く知られる川崎大師は、真言宗智山派の大本山です。県内最大規模となる例年約309万人もの参拝者が訪れる人気スポットです。元旦0時からは元朝大護摩供が執り行われます。
京急川崎大師駅から徒歩8分とアクセスも良好ですが、1月1日から3日までは交通規制があるので注意が必要です。
4. 横浜身代り不動尊(横浜市旭区)
病気平癒や交通安全、厄除けにご利益があるとされる横浜身代り不動尊。檀家を持たないため、どなたでも自由に参拝することができます。
バス停「大貫橋」から徒歩1分とアクセスも抜群。気軽に立ち寄れる厄除けスポットと言えるでしょう。
5. 溝口神社(川崎市高津区)
溝口神社には樹齢500年以上のケヤキがあり、その神木からは縁結びや安産のご利益もいただけます。祭神は天照皇大神です。「溝の口駅」から徒歩5分の立地で、初詣にもおすすめの神社です。厄除けと一緒に良縁も祈願してみてはいかがでしょうか。
6. 御嶽神社(横浜市栄区)
木曽御嶽神社の分霊を祀る、山岳信仰の御嶽神社。小規模な神社なので、参拝の際は事前に連絡を入れておくことをおすすめします。
初詣では予約制の護摩焚きが行われます。バス停「中島」のすぐ近くにあるので、公共交通機関でのアクセスが便利です。
7. 平塚八幡宮(平塚市浅間町)
人力では防ぎきれない災厄から身を守ってくれるとされる平塚八幡宮。祭神の応神天皇は八幡様とも呼ばれ、武将たちの信仰を集めてきました。例年約40万人の参拝者が訪れます。
初詣では正月祈願が行われますが、交通規制に注意が必要です。平塚駅から徒歩8分とアクセスも悪くありません。
8. 稲毛神社(川崎市川崎区)
勝利と調和の御神徳を持つとされる稲毛神社。撫でると身体の悪いところが治ると評判の狛犬が有名です。祭神は武甕槌神、経津主神、菊理媛神の三柱です。
場所は川崎駅から徒歩7分の好立地にあり、特別な注意事項もありません。
9. 神鳥前川神社(横浜市青葉区)
二組の夫婦神を祀る神鳥前川神社は、縁結びや子授けのご利益があるとされています。祭神は日本武尊、弟橘比売命、伊邪那岐命、伊邪那美命の4柱です。
田奈駅から徒歩7分の場所にあり、参拝に特別な注意点はありません。厄除けだけでなく、恋愛成就や家庭円満の祈願にもおすすめです。
10. 鶴岡八幡宮(鎌倉市)
源頼朝ゆかりの鶴岡八幡宮は、武運長久と勝負運のご利益があるとされる由緒正しき神社です。祭神は応神天皇、神功皇后、比売神の三柱で、例年約250万人の参拝者が訪れます。
1月1日から7日には御判行事が行われますが、混雑状況によっては通行規制もあるので注意しましょう。鎌倉駅から徒歩10分の立地です。
11. 師岡熊野神社(横浜市港北区)
八咫烏がシンボルの師岡熊野神社。サッカー御守など変わったおみくじが人気の神社です。祭神は伊邪那美尊、事解之男命、速玉之男命の三柱で、例年約10万人の参拝者で賑わいます。
初詣では歳旦祭が行われ、臨時駐車場も開放されます。大倉山駅から徒歩8分とアクセスにも便利な神社と言えるでしょう。
12. 箱根神社(足柄下郡箱根町)
芦ノ湖畔にある「平和の鳥居」が有名な箱根神社は、縁結びスポットとしても人気です。例年約270万人の参拝者が訪れ、元旦0時には新年奉祝花火も打ち上げられます。
箱根湯本駅からバスを利用してアクセスしますが、初詣期間中は交通規制があるので事前に確認しておきましょう。まさに「 県内屈指のパワースポット 」と言えます。
13. 建長寺(鎌倉市)
鎌倉五山の一つであり、国宝の梵鐘がある臨済宗大本山の建長寺。初詣では1月1日に半僧坊新年初祈祷が行われます。
北鎌倉駅から徒歩15分ほどの場所にありますが、駐車台数が少ないので注意が必要です。鎌倉らしい歴史を感じながら、厄除けのご利益をいただきましょう。
14. 貴船神社(足柄下郡真鶴町)
真鶴半島の先端にある貴船神社は、航海安全や病気平癒のご利益があるとされます。初日の出スポットとしても人気の神社で、祭神は高龗神です。
元旦8時からは歳旦祭が行われます。真鶴駅から徒歩10分ほどの場所にあります。美しい海と共に、厄除けを祈願できるスポットです。
15. 円覚寺(鎌倉市)
鎌倉五山の一つであり、国宝の舎利殿と梵鐘がある円覚寺。例年約5,000人の参拝者が訪れ、元旦から1月3日まで大般若祈祷会が行われます。
北鎌倉駅から徒歩5分とアクセスも良く、周辺にも有料駐車場があります。鎌倉の歴史と厄除けのパワーを併せていただける、おすすめのスポットです。
厄除け神社・お寺の選び方とポイント
厄除けや厄払いをするための神社やお寺選びに迷っている方は多いのではないでしょうか。ここでは、厄除け神社・お寺を選ぶ際のポイントをご紹介します。
有名で実績のある神社・寺を選ぶ
まず、厄除けの実績が多く、信頼できる有名な神社やお寺を選ぶことがおすすめです。 人気の場所は、ご利益を実感する人が多いということ 。そのため、評判の良い神社やお寺を探してみましょう。
ただし、有名な場所は混雑していることが予想されます。事前に祈祷の予約や混雑状況を確認しておくことが重要ですよ。
アクセスが良い場所がおすすめ
次に、自宅から通いやすいアクセスの良さも大切なポイントです。 参拝後も負担が少なく、継続的に訪れやすい立地 であることが重要。遠方の神社やお寺だと、なかなか足が遠のいてしまうかもしれません。
コロナ対策が整っているか確認
昨今は、感染症対策も欠かせません。参拝する神社やお寺が、どのようなコロナ対策を行っているか確認しておきましょう。
ホームページなどで、具体的な感染防止策をチェック 。安心して参拝できる環境が整っているかどうか、事前に調べておくことをおすすめします。事前予約や混雑状況をチェック
先述の通り、有名な神社やお寺は混雑が予想されます。特に正月三が日は大変な賑わいを見せるでしょう。
そのため、 事前に祈祷の予約が可能かどうか、混雑状況を確認 しておくと良いでしょう。予約できるのであれば、早めに申し込んでおけば参拝もスムーズにできるでしょう。混雑を避けたい方は、比較的空いている時期を狙うのも一つの手です。
厄除け参拝の服装・マナーと注意点
厄除け参拝をスムーズに行うには、事前の準備と心構えが大切。ここでは、参拝時の服装やマナー、注意点をチェックしていきましょう。
参拝の服装は清潔感がある正装を心がける
厄除け参拝は、神社やお寺に参拝して厄除けの祈祷をしてもらう大切な儀式。参拝の際は、 清潔感のある服装を心がけましょう。 スーツやワンピースなどの正装が理想的ですが、ジーンズなどのカジュアルな服装でも、襟のある上着を羽織るなど、できるだけ丁寧な装いを意識しましょう。
また、神社やお寺は神聖な場所。 派手な服装は避け、落ち着いた色味の服を選ぶのがおすすめです。 ヒールの高い靴は足元が不安定になるので、歩きやすい靴を履くのもポイント。マナーを守った服装で参拝することで、厄除けの効果もより高まるでしょう。
参拝の順序と作法を確認しておく
厄除け参拝では、神社やお寺ごとに決まった参拝の順序と作法があります。事前にWebサイトや参拝者向けの案内で確認しておくと安心です。一般的な参拝の流れは以下の通りです。
1 手水舎で手と口を清める
2 拝殿の前で二礼二拍手一礼
3 お賽銭を賽銭箱に入れる
4 祈祷を受ける
5 お守りや授与品を受け取る
祈祷中は静かに目を閉じて祈りを捧げ、終わったらお辞儀をして神職の方へ感謝の気持ちを伝えましょう。 厄除け祈祷は、自分の心を落ち着けて厄災を祓う大切な儀式。心を込めて参拝することで、ご利益もより得られるはずです。
感染症対策を徹底する
厄除け参拝では、多くの参拝者が訪れるため感染症対策が欠かせません。 マスクの着用、こまめな手指消毒、ソーシャルディスタンスの確保を徹底しましょう。 神社やお寺でも、検温やアルコール消毒、参拝者の分散化など様々な対策が取られています。
混雑した状況では、人との間隔を空けて参拝の順番を待つなど、周りの人にも配慮した行動を心がけましょう。感染リスクを減らしつつ、安全に厄除けの効果を得るためにも、一人一人が感染症対策に協力することが大切です。
お賽銭の準備と授与品について
厄除け参拝では、お賽銭を包むための袋や小銭の準備も忘れずに。 お賽銭の金額に決まりはありませんが、1,000円や5,000円が一般的とされています。 お札は新品を用意し、当日受付で袋に入れてもらうのがおすすめです。スムーズに参拝できるよう、事前の準備を整えておきましょう。
また、厄除け参拝では、祈祷後にお守りや授与品をいただくことが多いです。お守りは厄除けのご利益があるとされ、1年間身に着けるのが一般的。授与品は神社やお寺ごとに異なりますが、お札やお守り、絵馬など厄除けにまつわるものが多いです。 いただいたお守りや授与品は大切に扱い、感謝の気持ちを込めて受け取りましょう。
まとめ
厄年や厄除けは人生の節目に関わる大切なイベント。神奈川県内には数多くの由緒ある神社やお寺があり、強力なパワースポットとして知られています。今回は、その中でも特におすすめの厄除け神社・寺を15カ所厳選してご紹介しました。
伊勢山皇大神宮や川崎大師など有名どころから、横浜身代り不動尊や御嶽神社などの穴場スポットまで、特徴やアクセス、初詣情報などをお伝えしています。参拝の際は、服装やマナーに気を付けることも大切。感染症対策にも十分配慮しながら参拝しましょう。
厄年に当たる年は、ぜひお近くのパワースポットで厄除け祈願を。心を込めて祈ることで、きっと厄災を払い、幸せな一年を過ごせるはずです。参拝の参考にしていただければ幸いです。