
おしゃれが好きなだけなのに
私は40代の専業主婦で、5歳の娘が幼稚園に通っています。
若い頃からファッションが大好きで、年齢を重ねた今でも、トレンドを少しだけ取り入れたり、メイクや髪型にも気を配ってきました。
「歳を重ねても自分らしくいたい」──そんな思いで選ぶ洋服やメイク。
自分にとっては自然なことで、特別派手なつもりも、目立とうという気もありませんでした。
でも、最近になって、耳に入ってきたんです。
「あの人、若作りすぎじゃない?」
ある日、同じ幼稚園のママさんからこっそり言われました。
「〇〇さん、あの人たちに“若作りで痛い”って言われてるみたいよ…ごめん、聞きたくなかったかもしれないけど」
一瞬、頭が真っ白になりました。
確かに私は、他のママたちより年上かもしれない。
けれど、だからって地味にしてなきゃいけないの?
私はただ、自分らしくいたいだけなのに。
ファッションを楽しむことが“痛い”なんて、あまりにも悲しいと思ってしまいました。
「年齢相応」って誰が決めるの?
正直、落ち込みました。
服を選ぶたびに「また陰で何か言われるかも…」と不安になったこともあります。
でも、少し冷静になって考えました。
私が着たい服を着て、前向きな気持ちで過ごせていた毎日。
それを他人の価値観で縛られるなんて、もったいないと思うんです。
“年齢相応”という言葉に、自分を押し込める必要はあるのでしょうか?
若く見られたいんじゃない。元気で、機嫌よく、自分を大切にしたいだけなんです。
それでも、気持ちは揺れる
もちろん、強くなりたいけれど、やっぱり「陰で笑われてるかもしれない」という不安は拭えません。
幼稚園の送り迎えのたびに周囲の視線が気になって、鏡の前で何度もコーディネートを見直す自分がいます。
でも、もう一度、自分に言い聞かせたいんです。
「好きな服を着ていい。年齢なんて関係ない」
私が笑っていること、私が私らしくあること。それが一番の美しさなんじゃないかって、信じたいんです。
あなたならどうしますか?
もしあなたが私の立場だったら、どうしますか?
ファッションを楽しむ気持ち、年齢とどう向き合っていますか?
「痛い」なんて言われても、私はこれからも、自分を好きでいられる選択をしていきたいと思っています。