
「コンセンサスを取りましょう」
「社内のコンセンサスが得られていません」
こんなふうに聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?
一見むずかしそうなこの言葉、実は中身はとてもシンプルです。
今回は「コンセンサス」というカタカナ語の意味と、日本語での言いかえについてご紹介します。
「コンセンサス」ってどんな意味?
「コンセンサス(consensus)」は、英語で「同意」や「合意」という意味を持つ言葉です。
ビジネスやグループ活動の場面で、「みんなの意見がまとまった状態」や「だいたいの方向性にみんながうなずいている状態」のことを指します。
たとえば、こんなふうに使われます。
この案について、チームのコンセンサスを得てから進めましょう。
これは、
この案について、チームのみんなの同意を得てから進めましょう。
という意味になります。
日本語で言いかえると?
「コンセンサス」は次のような日本語に言いかえられます。
合意(ごうい)
同意(どうい)
意見の一致
みんなの理解
状況によって言葉の選び方は変わりますが、「全員が完全に賛成している」というよりも、「だいたい同じ方向を向いている」というニュアンスが含まれています。
言いかえの例
「この方針でコンセンサスを得たい」
→「この方針に対して、みんなの合意を得たい」
「コンセンサスが取れていないまま進めてしまった」
→「みんなの同意を得ずに進めてしまった」
「プロジェクトを始める前に、チームでコンセンサスを取る必要があります」
→「プロジェクトを始める前に、チームで意見を合わせておく必要があります」
意味を知ると、話し方が変わる
「コンセンサス」は一見むずかしく聞こえる言葉ですが、意味が分かれば自然に使えるようになります。
会議や学校のグループワークなどでも、「みんなの考えがそろっているかどうか」を確認することはとても大事です。
そんなときに、「合意」「同意」といった日本語で伝えられると、相手にもわかりやすくなりますね。