ささきひろこ

スキンケアで一番お金をかけるべきもの

化粧水で肌に水分を補った後につけるのが、美容液です。美容液には、美肌へと導く有効成分が贅沢に配合されています。だからこそ、「自分のなりたい肌(=目的)」に合わせて慎重に選び、かつ一番投資したいところ。そこで今回は、「ちょっと差のつく」美容液の選び方・使い方をみていきます。


原稿⑤

■美容液はなぜ高い?
美容液は、肌を整える化粧水の後に、そしてフタをする役割の乳液やクリームの前に使う、いわば肌に“栄養素”を補う存在。他のスキンケア製品に比べ、小さくて高価な理由は、有効成分(=栄養素)が高濃度で配合されているからです。

■美容液の効果的な選び方
もっとも効果的な美容液選びは、今の自分の肌に不足しているもの改善していきたいといった目的に合わせること。乾燥肌が悩みなら「保湿」、シミが気になるなら「美白」、しわ・たるみへのアプローチなら「エイジングケア」など、それぞれに特化した美容液を選択します。以下、目的別有効成分は参考まで。

【目的別有効成分の例】
保湿・・・セラミド、ヒアルロン酸、リピジュア
美白・・・ビタミンC誘導体、アルブチン、トラネキサム酸
エイジングケア・・・コラーゲン、レチノール、アミノ酸

「自分に何が足りないのか分からない!」という人は、ひとまず保湿目的の美容液を選びましょう。

■美容液の効果的な使い方
美容液は特に指定がない限り、油分の多いクリーム系スキンケア製品の前に使います。欲張って2種類の違う美容液を1度に使っても、効果が倍増するわけではないので、1回1種類に絞って使うのが原則。2種類使いたい場合には、朝と夜で使い分けるのが賢い方法です。朝使う美容液なら、日焼け止め効果があるものにしたり、こってりしたテクスチャーのものよりサラッとしたもので、メイク崩れを回避するのがポイント。紫外線や外気の汚れによる肌への刺激がない夜は、肌が再生されるタイミングと合わせて、特に美容液の有効成分を受けたい時間です。化粧水にしろ美容液にしろ、しっかりと時間をかけて浸透させてから、次の工程に移るよう心がけると効果も違ってきます。

他は安くてもこれだけはお金をかけたいところ、それが美容液です。もったいないからといってケチケチ少量使っていては、せっかくの有効成分の効果を感じられません。各美容液に指定された“適量”を守って、お肌に栄養を与えましょう!

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