藤井麻未

2015.05.11(Mon)

一生に一度は行きたい、ギリシャの島々。夢のようなブルーの風景5選

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夏旅といえば、やはり輝く太陽にブルーのビーチ。ビーチといえば、ハワイやバリ島、オーストラリアなどが思い浮かびます。しかし今回はちょっと趣向を変えて、ギリシャの海へ出かけてみましょう。

 

実は、ギリシャは国土の20%が島で構成される島の国。そして、島々にはそれぞれ個性があり、まるでギリシャ神話を想わせる、妖精や神々が棲んでいそうな神秘的で美しいビーチや湖、ブルーの風景に溢れているのです。今回は、私が旅してきたギリシャの夢のようなブルーの風景から、5ヶ所をピックアップしてご紹介しましょう。

 

シップレックビーチ ザキントス島

 

アテネから飛行機で1時間、イオニア海に浮かぶ島の中にザキントス島という島があります。ここには、ある有名なジブリ作品「紅の豚」でポルコの隠れ家のモデルとなったと言われるビーチがあります。

 

このビーチの全貌を見るには車でビューポイントへ。そこから眺めるビーチの姿は、例えようもない美しさ。海岸付近はコバルトブルー、沖は深いブルー。眼前に広がるのは水平線が霞むほど果てしないイオニア海。

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そして、このビーチに上陸する手段はただ一つ。近くの港から小型ボートに乗って海からアクセスする方法です。ビーチにはその昔打ち上げられた難波船がそのまま朽ち果て、隠れ家のような趣き。夏はここで泳ぐこともできるのです。ハイシーズンならば、できれば人の少ない早朝に行くのがオススメです。

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ミルトスビーチ ケファロニア島

 

ケファロニア島は、ザキントス島のすぐ隣、イオニア海で最大の島。山がちなケファロニア島は、様々な植物や自然が息づく恵みの島。ここにも、変化に富んだ美しいビーチがたくさんあります。そんなケファロニア島の中でも最も美しいといわれているのが、このミルトスビーチ。

 

ニコラスケイジ主演の映画「コレリ大尉のマンドリン」にも出てきたこのビーチは、何よりその透明度と不思議に輝くブルーのまばゆさに定評があります。上から眺めると、まるで蛍光色のインクを流したかのよう。

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海岸まで降りてみると、ますますその青さに驚くばかり。

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ハイシーズンは遊泳客も増えてくるので、少し時期をずらしたり早朝に訪れて、ぜひともこの美しいビーチを独り占めしたいものです。

 

メリッサ二洞窟 ケファロニア島

 

こちらはビーチではありませんが、この世のものとは思えない、青の風景が見られる地底湖です。メリッサ二とは「妖精の棲む」という意味。数千年前から地底にある湖は、地震によって天井にぽっかり空いた穴から強い日差しが差し込み、摩訶不思議で神秘的な青の世界を見せてくれます。

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本当に妖精が隠れていてもおかしくありません。ケファロニア島に訪れるなら、必ず見ておきたいスポットです。

 

フィスカルド港 ケファロニア島

 

港町、フィスカルドは近年ハリウッドセレブたちの間で人気のマリンリゾート。シーズンになると港には大小様々なプライベートクルーザーが停泊し、港沿いのカフェやタベルナは人で賑わいます。

 

停泊するクルーザーやヨット、そして非常に透明度の高い海のある港町の風景は情緒たっぷり。

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そしてフィスカルドは町並みのカラフルさでも有名です。ピンクや青、黄色などのポップなカラーの建物は長閑な港町と海の風景にベストマッチ。写真を撮るにも楽しい町なのです。

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イアのサンセット サントリーニ島

 

そしてやはり、サンセットで有名なサントリーニ島。サントリーニ島の海は、アテネの南方に広がるエーゲ海。

 

イオニア海と比べると海の青が違っているのが分かります。お決まりの青いドームに白壁の街並みそして青い海のコントラストはシンプルかつスタイリッシュ。

 

そして、夕暮れ時にはぜひイアの町へ。エーゲ海を臨むベストロケーションにあるレストラン、カストロへ予約を入れて、シャンパンを飲みつつ夕陽鑑賞で旅のフィナーレなんて素敵です。

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さて、いかがだったでしょうか。経済危機で一躍注目を浴びたギリシャですが、実際のところ島々は驚くほど平和。そして、何より人々が温かい。様々なバリエーションの美しいブルーの風景を見せてくれるギリシャの島々は夏旅にピッタリです。いつものビーチから少し変化をつけて、ギリシャの海にトライしてみてはいかがでしょうか。

 


 

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“元添乗員の国外逃亡旅行記”

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