室井麻希 H&M PRコミュニケーション マネージャー
1980年生まれ。国連で働くことを夢見て、ICU(国際基督教大学)に入学。卒業後、外資系の大手広告代理店に就職するも、3年ほどで退社。アジアに住んでみたいとモデル活動をしながら、アジアを巡る。2008年、下着ブランド「PEACH JOHN」に転職。2012年、アパレルブランド「H&M」からヘッドハンティングされ、現職に就任。以来、同ブランドの日本での広報活動を担うPRコミュニケーションマネージャーとして活躍中。
野口美佳さんとの出会いが
私の人生を大きく変えてくれた
Q.室井さんは現在、日本国内のH&MのPR全般をプランニングする「PRコミュニケーションマネージャー」として活躍しています。昔からPR業に興味を持っていたのですか?
いえ、高校時代は国連で働くことを夢見ていました。ICU(国際基督教大)に進学したのも、卒業生が国際機関で働く比率が当時高い大学と聞いていたからです。ただ、国連で働くためには大学院への進学が有利だそうなのですが、悩みながらも就職活動に挑んでみると、「早く社会に出たい!」という思いが強くなり、一般企業に就職してみることにしました。もし、それでも国連への思いが断ち切れなければ、「そのときはまた考えよう」と楽観的に考えていました(笑)。
いざ就職活動を始めてみると、マーケティング分野で働く人たちが輝いて見えたこともあり、外資系の広告代理店に入社しました。その会社に決めたのも、「社名が格好いい」とかそんな理由です……。本当に、20代の私は感覚的に生きていたんです(笑)。