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「500万円の貯金があるのはすごいの?」
「貯金500万円あったら何年暮らせるのかな?」
「500万円貯めるにはどうしたらよい?」
貯金の目安として、500万円を考えている方も多いのではないでしょうか。パッとみた金額は大きいですが、一般的に見て多いのか少ないのか、どれくらい貯めるのが大変なのかはいまいちわかりづらいですよね。
そこでこの記事では、500万円の貯金について、
・年代・年収別の割合
・500万円で暮らせる年数
・貯金を達成するコツ
などを解説します。
最後まで読むことで、500万円を効率よく貯める方法がわかります。
「貯金をしようと思ってもなかなかできない」「貯金の目安額を知りたい」と考えている方は、ぜひチェックしてみてください。
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貯金500万円はすごいのか?状況別に割合を解説
こちらでは、以下2つの状況別に貯金が500万円ある割合を紹介します。
・年代別
・年収別
「500万円を貯めている人は多いのか」「自分の状況ではどのくらいの貯蓄が平均なのか」と疑問を抱いている方は、ぜひ確認してみてください。
なお、こちらで紹介しているデータは金融広報中央委員会が発表している「家計の金融行動に関する世論調査」を参考にしています。
年代別の割合
単身世帯の年代別に、貯金状況についてみていきましょう。
年代 | 500万円未満 | 500~700万円未満 | 700万円以上 |
20代 | 87.2% | 3.2% | 5.5% |
30代 | 74.1% | 5.6% | 17.9% |
40代 | 66.9% | 4.7% | 25.3% |
50代 | 60.9% | 6.2% | 31.3% |
60代 | 49.1% | 5.6% | 42.4% |
70代 | 41.1% | 6.2% | 51.2% |
20~50代は、貯金が500万円に達していない割合のほうが多いです。60代になると半々くらいになり、70代は貯金500万円以上ある人が大多数を占めています。
この結果から、貯金500万円は20~50代だと多い、60代は平均的、70代は少ないといえることがわかります。
なお、2人以上世帯で貯金額別の割合は以下のとおりです。
年代 | 500万円未満 | 500~700万円未満 | 700万円以上 |
20代 | 83.6% | 6.5% | 6.5% |
30代 | 62.3% | 9.4% | 24.2% |
40代 | 56.4% | 9.2% | 30.6% |
50代 | 50.5% | 6.4% | 39.5% |
60代 | 39.5% | 5.9% | 52.1% |
70代 | 36.2% | 5.4% | 55.9% |
20~40代は、貯金500万円未満が過半数を占めています。50代は500万円未満と以上を貯金している割合が同じくらいです。年齢が上がるごとに増えていき、60~70代は500万円以上貯金がある世帯が多くなっています。
2人以上世帯の場合は、貯金500万円は20~40代だと多い、50代は平均的、60~70代は少ないという結果となりました。
年収別の割合
単身世帯の年収別の貯金事情は、以下のとおりです。
年収 | 500万円未満 | 500~700万円未満 | 700万円以上 |
収入なし | 84.3% | 1.9% | 9.4% |
300万円未満 | 68.1% | 5.4% | 24.5% |
300~500万円未満 | 59.8% | 5.8% | 31.2% |
500~750万円未満 | 39.0% | 5.5% | 50.5% |
750~1,000万円未満 | 15.7% | 2.0% | 82.4% |
1,000~1,200万円未満 | 30.8% | 15.4% | 53.9% |
1,200万円以上 | 35.0% | 0.0% | 65.0% |
続いて、2人以上世帯のデータも見てみましょう。
年収 | 500万円未満 | 500~700万円未満 | 700万円以上 |
収入なし | 74.1% | 0.6% | 6.8% |
300万円未満 | 66.0% | 6.1% | 25.1% |
300~500万円未満 | 55.7% | 6.8% | 34.9% |
500~750万円未満 | 43.8% | 9.2% | 44.3% |
750~1,000万円未満 | 39.2% | 8.3% | 49.7% |
1,000~1,200万円未満 | 32.4% | 4.8% | 60.0% |
1,200万円以上 | 21.8% | 5.0% | 70.9% |
世帯ごとのデータから、年収が上がるごとに貯金額が増えている傾向にあることがわかります。
なお、年収500万円未満だと、貯金は500万円に達していない割合が多いです。一方、年収が500万円以上になると、貯金は700万円以上の割合が多くなっています。
このように年代や年収、家族構成によっては貯金が500万円あるのはすごいといえます。
なお、今の時代は500万円貯金があっても、決して安心とは言えない状態です。
円の価値が日々下がっており、物価が上昇しているため、たとえ500万円を持っていても、10年・20年後に同じものが買えるとは限りません。
そこで、いま持っている500万円を資産運用して、将来に向けて増やすことを考えなくてはなりません。
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貯金500万円の内訳
貯金と聞くと、銀行にお金を入れることを想像する方が多いと思います。しかし、金融資産の保有方法は預貯金以外にもあります。
貯金500万円の内訳は、主に以下のとおりです。
単身世帯 | 2人以上世帯 | |
預貯金 | 208万円 | 214万円 |
金銭信託 | 4万円 | 5万円 |
生命保険 | 51万円 | 62万円 |
損害保険 | 6万円 | 10万円 |
個人年金保険 | 32万円 | 27万円 |
債券 | 21万円 | 22万円 |
株式 | 105万円 | 95万円 |
投資信託 | 62万円 | 45万円 |
その他金融商品 | 12万円 | 19万円 |
単身・2人以上の世帯共に、預貯金の比率が多くなっています。
とはいえ、株式や投資信託、債券などに回している金額も少なくありません。NISAやiDeCoなどの制度の認知が上がり、貯蓄の選択肢として挙がってきたことが考えられます。
このデータから、預貯金以外にもお金を貯めるすべがあることを頭に入れておきましょう。
貯金500万円に関する2つの疑問
こちらでは、貯金500万円に関する以下の疑問に答えていきます。
・貯金500万円を達成するのに何年かかるのか?
・貯金500万円だと何年暮らせるのか?
これからお金を貯めようと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
貯金500万円を達成するのに何年かかるのか?
貯金を達成するのにかかる年月は、貯金額によって異なります。
一般的に、貯蓄の割合は収入の20~30%とされています。こちらでは、年収別に500万円の貯金を達成するのにかかる期間をシミュレーションしてみましょう。
年収 | 毎年の貯金額(年収の20~30%) | 貯金500万円達成する期間 |
300万円 | 60~90万円 | 5~8年 |
400万円 | 80~120万円 | 4~6年 |
500万円 | 100~150万円 | 3~5年 |
年収や貯金額にも次第ですが、早い人であれば3年で達成できることがわかります。
ただし、今回紹介した達成期間はあくまでも目安です。無理のない範囲で貯金をして、500万円を目指すことが大切です。
貯金500万円だと何年暮らせるのか?
500万円の貯金で何年暮らせるのかは、毎月どのくらいの支出があるのかによって異なります。
世帯人数別に必要な1ヶ月間の生活費は、以下のとおりです。
世帯の人数 | 1ヶ月間の生活費 |
1人 | 15万5,046円 |
2人 | 24万8,144円 |
3人 | 28万4,755円 |
4人 | 32万1,909円 |
このデータから、1人暮らしでも2年程度しか暮らせないことがわかります。つまり、500万円貯金があったとしても、無収入の状態では生活を送っていくのは難しいのです。
老後に備えるためには、500万円よりも貯金を用意しておくと安心でしょう。
貯金500万円を達成する7つのコツ
年齢や収入によっては、貯金が500万円に達していない方が多いです。とはいえ、子どもの教育費や老後資金を確保するためには、ある程度お金を確保しなければなりません。
こちらでは、貯金を500万円貯めるためのコツを7つ紹介します。
- 貯金の目的を定める
- 家計の収支を知る
- 固定費の削減を検討する
- 先取り貯金を意識する
- シンプルな生活を送る
- 貯金しやすい時期を理解する
- 資産運用を始める
今日から実践できるものもあるので、ぜひ参考にしてみてください。
1.貯金の目的を定める
ただ単に「500万円貯めよう」という気持ちで貯金するのは危険です。貯金へのモチベーションがブレてしまい、途中で挫折してしまう恐れがあります。なにかのきっかけで散財し、せっかく貯めたお金を失ってしまうこともあるでしょう。
貯金を成功させるには「なぜ500万円貯めたいのか」「いつまでに達成したいのか」をはっきりさせる必要があります。
たとえば、以下のように決めるのがおすすめです。
・子どもの教育資金のために、大学に入学するまでの3年間で貯めたい
・マイホーム購入のために40歳になるまでに貯金する
・定年退職したあとに旅行するために5年後までに貯める
目的を定めて、500万円の貯金を達成しましょう。
2.家計の収支を知る
貯金を始めるなら「毎月いくら収入があって、どのくらい出費があるのか」を把握することが大切です。お金の流れがわかれば、節約するべき項目が見えてくるためです。
たとえば、外食や飲み会にかけているお金が多いのなら、頻度を減らすことで出費が少なくなります。
収支を把握するなら、家計簿アプリの活用がおすすめです。クレジットカードや銀行口座と連携できるものがあり、収支を登録する手間が省けます。
3.固定費の削減を検討する
家計の収支を把握したうえで、固定費の見直しを意識しましょう。たとえば、通信料や保険料などが挙げられます。
固定費の見直しは、手っ取り早く出費を減らせる方法です。また、1度見直しをすれば、継続的な節約にもなります。
固定費を削減するためには、格安スマホにしたり、保険の内容を確認して不要なものは解約したりしましょう。
4.先取り貯金を意識する
先取り貯金とは、お給料が入った際に貯金用の口座に決まった額を回すことです。最初に貯金するべきお金を除いておくことで、毎月一定の額が着実に貯まるというメリットがあります。
「給料があまったら貯金しよう」という考えでは、なかなか目標の額は貯まりません。あらかじめお金を確保しておくことで、500万円の貯金を達成しやすくなるでしょう。
先取り貯金をするには、会社の財形貯蓄を活用するのもおすすめです。企業に勤めている場合は、制度の有無を確認してみてください。
5.シンプルな生活を送る
貯金するためには、出費を減らしシンプルな生活を送ることが近道です。収入を増やすためには、昇進・昇給を目指したり副業を始めたりなど、時間や労力がかかってしまいます。
とはいえ、自分の収入のなかでやりくりして、娯楽に費やすことは悪いことではありません。長い人生のなかで、楽しみは必要不可欠です。
そのため、お金を使う際には「本当に自分にとって必要なものなのか」を考えてみてください。貯金を達成するためには、衝動買いを控えることが重要です。
6.貯金しやすい時期を理解する
出費が多くなる時期に、お金を貯めるのは難しいです。貯金に適した時期を理解して、意識的に貯蓄する必要があります。
なお、貯めやすい時期は、主に以下の3つです。
・社会人になって昇給したとき
・子どもが大学に進学するまでの期間
・子どもが独立したタイミング
ぜひこれらの時期にあわせて、重点的に貯金をおこないましょう。
7.資産運用を始める
効率よく貯蓄を増やすなら、貯金と並行して資産運用を始めるのがおすすめです。
ただし、手段はよく選ぶ必要があります。たとえば、仮想通貨やFXなどは、投資したお金が一瞬で消えてしまう恐れがあります。このように、リスクの高い方法はおすすめできません。
投資金が短期間に増える方法よりも、長いスパンでコツコツおこなっていく資産運用を始めましょう。
とはいえ「どの方法を選べばよいかわからない」と迷っているが多いと思います。
資産運用について悩んでいるなら、貯蓄の無料相談サイト「ガーデン」の活用がおすすめです。
ガーデンでは、資産運用のプロが、あなたのライフスタイルや将来設計にあわせたプランを提案してくれます。相談は完全無料でおこなえるので、ぜひ以下のリンクから利用してみてください。
貯金500万円を達成したい人におすすめの資産運用5選
500万円の貯金を達成するには、並行して資産運用をおこないましょう。普通に貯金するより、お金が増える可能性があったり、着実に貯めやすかったりするためです。
こちらでは、おすすめの資産運用方法を5つ紹介します。
- NISA
- iDeCo
- 投資信託
- 積立式定期預金
- 財形貯蓄
各制度のメリット・デメリットを説明するので、ぜひ参考にしてみてください。
1.NISA
NISAとは、少額からの長期・分散投資を支援するために作られた国の非課税制度です。一定の投資信託が購入でき、毎年120~240万円を上限としています。
なお、2024年以降は新しいNISAが導入されています。詳しい概要は以下の表のとおりです。
つみたて投資枠 | 成長投資枠 | |
年間投資枠 | 120万円 | 240万円 |
非課税保有期間 | 無期限 | 無期限 |
非課税保有限度額 | 1,800万円 | 1,800万円 |
投資対象商品 | 長期の積立・分散投資に適した投資信託 | 上場株式・投資信託など |
対象年齢 | 18歳以上 | 18歳以上 |
つみたて投資枠と成長投資枠の2つが設けられており、併用が可能です。また、年間投資枠も2023年以前のものと比べると2~3倍増えています。
非課税で投資ができるのは非常に大きなメリットなので、これから資産運用を始めたい方は、ぜひ検討してみてください。
2.iDeCo
iDeCoは、老後のために資金を備える私的年金制度です。加入申込みは任意となっています。
最大の特徴は、積み立てたお金がすべて所得控除の対象となることです。そのため、節税対策としてiDeCoを始める方も多い傾向にあります。
ただし、原則60歳までの引き出しができません。そのため、貯金に回しても余剰があった際に始めることをおすすめします。
3.投資信託
投資信託は、ざっくり説明すると投資のプロが代わりに運用をおこなってくれる方法です。
資金を預けっぱなしにできるため、手間や時間をかけずに資産運用できるのがメリットです。また、100円から投資ができるため、資金が少額しかなくても始められます。
しかし、投資信託の運用には複数の機関が関わっています。そのため、購入時手数料や信託財産留保額などのコストを負担しなければなりません。
4.積立式定期預金
積立式定期預金とは、毎月の預金口座から、自動的にお金を積み立てられる金融商品です。
一定額を預金口座に回せるため、着実にお金を貯められます。また、普通預金よりもやや金利が高い傾向にあります。
ただし、投資と比べると利回りはよくありません。
「増える可能性は低くても、着実にお金を貯めたい」という方に向いています。
5.財形貯蓄
財形貯蓄は、国と企業が連携して、従業員の資産形成を支援する制度です。
給与から天引きで貯蓄できるため、お金が貯まっていきやすいというメリットがあります。先取り貯金として取り入れやすい貯蓄方法です。
ただし、企業によっては財形貯蓄の制度がない可能性があります。そのため、勤めている会社で財形貯蓄をおこなっているのか確認しましょう。
また、自営業やフリーランスなど、企業に勤めていない人はそもそも利用できません。
貯金500万円が貯まったらすべき3つのこと
500万円の貯金を達成したら、以下3つの行動を起こすことが重要です。
- 資産運用を始める
- 自己投資をおこなう
- 生活防衛費を確保する
これらの行動を起こさなければ、せっかく貯めたお金を無駄遣いしてしまう恐れがあります。ぜひチェックしておきましょう。
1.資産運用を始める
500万円の貯金があれば、まとまった額を投資に回せます。少ない金額で投資するよりも、大きなリターンが期待できるのがメリットです。
たとえば、100万円と500万円を3%の利回りで5年間運用する場合を比較してみましょう。
投資額 | 予想資産額 | 利益 |
100万円 | 115万9,274円 | 15万9,274円 |
500万円 | 579万6,370円 | 79万6,370円 |
同じ期間、利回りで運用しても、投資額が多い方が利益が増えることがわかります。
貯金をさらに増やしたい方は、500万円のうち少しでも投資に回すことをおすすめします。
2.自己投資をおこなう
まとまったお金があるのなら、自己投資に使うのもひとつの方法です。500万円の貯金があれば、投資先の幅が広がります。
たとえば「英語をしゃべれるようになりたい」と考えているのなら、留学に行く選択肢が可能です。あくまでも目安ですが、500万円あればアメリカに1年間滞在することも難しくありません。
自己投資をおこなえば、給料が上がったりキャリアアップにつながったりなどのメリットを享受できます。
身につけたいスキルや叶えたい目標がある方は、自分の成長のために貯金を使ってみてください。
3.生活防衛費を確保する
生活防衛費とは、収入がなくなってしまったときに生活を確保するための資金です。働けなくなったときや仕事を辞めたときなど、なにかあったときに備えておく必要があります。
生活防衛費の目安は、生活費の3~6ヶ月とされています。たとえば、生活費が毎月15万円の方なら、45~90万円を備えておかなければなりません。
貯金が500万円ある場合は、使い過ぎを防ぐため、一部を生活防衛費に充てることをおすすめします。
貯金500万円は状況によってはすごい!お金を貯めて自分らしい生活を送ろう
貯金が500万円あるのは、状況によってはすごいといえます。特に、20~40代は単身世帯・2人以上世帯共に、500万円貯めている人は少なめです。
しかし、無収入の状態で生活を送っていくのは難しい額です。老後に備えるには、500万円だと少ないでしょう。
なお、お金を貯めたいのなら、家計の収支を把握したり固定費を削減したりしましょう。加えて、NISAやiDeCoなどの資産運用にもチャレンジすることをおすすめします。
無料のオンラインセミナー「マネイロ」では、投資や資産運用などお金の基本をプロから学べます。セミナーは1回30分程度なので、仕事や育児などで忙しい方にもおすすめです。
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