GLAM Editorial

2025.04.03(Thu)

スキンケアの正しい順番|朝と夜で違う理由・手順を徹底解説!

スキンケアの正しい順番|朝と夜で違う理由手順を徹底解説

スキンケアの正しい順番|朝と夜で違う理由手順を徹底解説


スキンケアの順番は、美肌を目指すうえで意外と見落とされがちなポイントです。なぜスキンケアには「水分から油分へ」という決まった流れがあるのか、ご存じでしょうか。順番を間違えると、せっかくの美容成分が肌に届かず、乾燥や毛穴詰まりの原因になることもあるのです。


実は、朝と夜のスキンケアでも目的は違い、最適な手順は変わります。紫外線や乾燥から肌を守る朝、汚れをリセットして修復を促す夜。それぞれの役割に合わせた順番こそが、美しい肌づくりの土台になります。

この記事では、その理由を丁寧に解説していきます。


目次

なぜスキンケアは「順番」が大事なのか?(導入・理論)

なぜスキンケアは「順番」が大事なのか?(導入・理論)

なぜスキンケアは「順番」が大事なのか?(導入・理論)


では、なぜその「順番」がそれほど重要なのか?スキンケアの基本から見ていきましょう。

水分から油分へ「浸透」と「保護」の基本構造

スキンケアは、「水分を補給し、油分で閉じ込める」という構造が基本です。肌の表面にある角層(かくそう)は、スポンジのように水分を取り込みやすい性質を持っています。ここに化粧水をなじませることで、肌内部の水分量が一時的に高まります。


その上から、美容液や乳液、クリームなど油分を含むアイテムを重ねることで、「エモリエント効果」と呼ばれる皮脂膜のような保護膜を作り出します。この膜が水分の蒸発を防ぎ、外部刺激から肌を守ります。つまり、スキンケアの順番は「浸透させるもの」から「保護するもの」へ。


もし逆の順番で行うと、油分が水分の浸透を邪魔してしまい、せっかくの美容成分が肌に届かなくなります。だからこそ、順番通りに重ねることが美肌への第一歩になるのです。

順番を間違えると起きる肌トラブル例(乾燥・毛穴詰まり・くすみ)

スキンケアの順番を間違えると、肌は本来の機能を発揮できなくなり、さまざまなトラブルにつながります。代表的なのが「乾燥」です。たとえば、油分が多いクリームや乳液を先に塗ってしまうと、あとからの化粧水や美容液の浸透が妨げられ、肌の内側が乾燥してしまいます。


乾燥すると、肌は水分を守ろうとして過剰に皮脂を分泌し始めるため、結果的に「毛穴詰まり」や「皮脂崩れ」を招きます。さらに、ターンオーバー(肌の生まれ変わり)が乱れると、古い角質が溜まり「くすみ」が目立つ原因にもなります。スキンケアは、ただ塗ればいいわけではなく、適切な順番を守ることが肌トラブルを未然に防ぐ最大のポイントなのです。

朝と夜で「スキンケアの目的」が違う理由

スキンケアは、朝と夜で「目的」がまったく異なります。朝は紫外線や乾燥、大気汚染物質など「外的刺激から肌を守ること」が主な目的です。だからこそ、朝のスキンケアではバリア機能を高める化粧水や乳液、日焼け止めが重要になってきます。


一方、夜は「肌の修復と再生」がメインの役割。日中受けたダメージを回復させるため、夜のスキンケアでは保湿力や美容成分の高いアイテムを使い、しっかりとケアする必要があります。肌のターンオーバーは夜間に活発になるため、夜こそ美容液やクリームでの集中ケアが効果を発揮します。


朝夜で目的を理解した上で、スキンケアの中身や順番を変えることが、美しい肌への近道なのです。

【朝】スキンケアの正しい順番と役割

【朝】スキンケアの正しい順番と役割

【朝】スキンケアの正しい順番と役割


では、朝のスキンケアでは具体的にどんな順番でアイテムを使えばよいのでしょうか。肌を守るための“朝スキンケアの目的”を押さえたうえで、その流れを確認していきましょう。

朝スキンケアの目的(紫外線・乾燥から守る)

朝のスキンケアは「肌を守る」ための準備です。日中、肌は紫外線(UV)や乾燥、大気中の微粒子汚染(PM2.5)といった外的刺激にさらされます。特に紫外線は、シミやしわ、たるみを引き起こす「光老化」の原因となるため、朝の段階でしっかりバリア機能を高める必要があります。


また、肌表面の角層は夜間の間に水分を失いやすくなっているため、朝のスキンケアで適切な「水分補給」と「保湿」を行い、乾燥ダメージから守ることも重要です。朝のスキンケアは、夜とは異なり「ダメージ予防」を目的に順番立てて行うことで、日中の肌コンディションやメイクの仕上がりにも大きく影響します。

朝の基本ステップ(初心者向け)

朝のスキンケアは、順番を守ることで効果を最大限に引き出します。基本の流れは「洗顔 → 化粧水 → 美容液 → 乳液・クリーム → 日焼け止め」です。ポイントは「水分を与えるアイテム」から「油分を含むアイテム」へ重ねていくこと。


この順番は、肌のバリア機能を強化しつつ、水分の蒸発を防ぐために理にかなった流れです。初心者は、アイテムごとの役割を理解しながら、肌の状態を見て量を調整するのが理想。忙しい朝でも、この基本を押さえるだけで、肌のうるおいが守られ、日中の紫外線や乾燥ダメージから肌を守る土台が整います。

洗顔(理由:皮脂・汗・寝具汚れ)

朝の洗顔は「不要な皮脂・汗・寝具汚れ」を落とし、肌をリセットする重要な工程です。寝ている間、肌表面には皮脂や汗、寝具から付着するホコリや雑菌が溜まります。これらは水だけでは落とし切れず、放置すると毛穴詰まりやくすみの原因に。

洗顔料をしっかり泡立て、肌をこすらず泡で包み込むように優しく洗いましょう。洗うことで角層の汚れが取れ、その後の化粧水や美容液の浸透がスムーズになります。洗顔は乾燥を防ぐためにも32〜36℃程度のぬるま湯が理想です。


皮脂を落とし過ぎないよう、洗顔料の洗浄力にも注意が必要です。

化粧水(バリア機能強化)

洗顔後の肌は「無防備」な状態。そこで必要なのが化粧水です。化粧水は水分とともに保湿成分を角層まで届け、肌のバリア機能を強化します。


バリア機能とは、肌内部の水分蒸発を防ぎ、外部刺激から守る役割のこと。セラミドやヒアルロン酸などの保湿成分入り化粧水を選ぶと、より効果的です。肌に塗る際は手のひらで優しく押し込むように浸透させるのがコツ。


叩き込んだり、こすったりすると逆に肌を傷める原因になるため注意しましょう。ここでしっかり水分を補給することで、美容液や乳液の効果も高まります。

美容液(肌悩み別/シミ・ハリ・毛穴ケア)

美容液は「肌悩み」に合わせて成分を選ぶ集中ケアアイテムです。ビタミンC誘導体やナイアシンアミドはシミやくすみ対策、レチノールやペプチドはハリ・弾力不足に効果的とされています。毛穴の開きには皮脂抑制成分配合のものも有効です。


化粧水後の柔らかい肌は、美容成分が浸透しやすい状態。美容液は必ずこのタイミングで使いましょう。高濃度な分、肌に刺激を感じる場合もあるため、少量から試し、肌状態を見ながら使うのがおすすめです。


朝は特に、紫外線と相性の悪い成分(レチノールなど)は避け、日中用の美容液を選ぶと安心です。

乳液・クリーム(保湿と膜)

美容液の後は、乳液・クリームで水分と美容成分を「閉じ込める」工程です。乳液は水分と油分のバランスが良く、肌を柔らかく保つエモリエント効果があります。クリームは油分が多く、より強力な保湿膜を作る役割を持ちます。


朝のスキンケアでは、メイク前のテカリや崩れを防ぐため、軽いテクスチャーの乳液やジェルクリームを選ぶのがポイント。乾燥が気になる部分にはクリームを重ね塗りしても良いでしょう。水分を閉じ込めることで、外部からの刺激にも強い肌環境を作ります。

日焼け止め(SPF/PAの選び方解説)

朝の仕上げは「日焼け止め」。紫外線は肌老化の大敵で、シミ・しわ・たるみの原因になります。日焼け止めは、SPF(UVB防御指数)とPA(UVA防御指数)を目安に選びましょう。


SPF30〜50、PA++以上が日常使いの目安。長時間外に出る場合や夏場は高い数値を、室内中心なら低めでもOKです。量が少ないと効果が半減するため、顔全体にしっかり塗布しましょう。


化粧下地と兼用タイプも便利ですが、紫外線カット効果が十分か確認が必要です。日焼け止めは一年中必要な「スキンケアの延長」と考えましょう。

肌質・季節別の朝スキンケアアレンジ

スキンケアは肌質や季節によって調整するのが理想です。乾燥肌の人は冬場などは保湿力の高いクリームを追加したり、ブースター美容液を取り入れると良いでしょう。逆に脂性肌の場合、夏場は乳液やクリームの量を減らし、皮脂吸着成分配合の化粧水を取り入れるのも効果的です。


季節ごとに紫外線量や湿度も変わるため、春夏はUVケア重視、秋冬は保湿強化とメリハリをつけることで、肌トラブルの予防につながります。自分の肌状態を観察しながら、柔軟にスキンケアを組み立てることが大切です。

乾燥肌

乾燥肌は、角層の水分保持力が低下し、バリア機能が乱れている状態。朝スキンケアでは「保湿強化」が重要です。セラミド配合の化粧水や美容液、クリームを重ねることでバリア機能をサポートします。


特に冬場は外気の乾燥に加え、暖房による水分蒸発も進むため、朝からしっかり保湿を。皮脂が少ないためクリームやオイル系のアイテムで油分を補い、潤いを閉じ込めることが乾燥肌改善の鍵となります。

脂性肌(Tゾーンは薄付け)

脂性肌は皮脂分泌が活発なため、朝のスキンケアは「皮脂コントロール」がポイントです。化粧水はさっぱりタイプを選び、皮脂抑制成分配合の美容液も効果的。乳液やクリームはTゾーン(額や鼻筋)を中心に薄付けし、乾燥しやすい頬や目元はしっかり保湿するとバランスが整います。


油分を全く使わないのは逆効果で、皮脂過剰を招く原因になるため「適度な油分補給」が重要です。テカリ防止アイテムの併用も有効です。

春・夏・秋・冬の違い

季節によってスキンケアの最適解は変わります。春は花粉や黄砂など外的刺激が増えるため、低刺激で保湿力の高いアイテムを選びましょう。夏は紫外線が強くなるため、UVケア重視。


さっぱりした使用感の化粧水やジェルでテカリ対策も必要です。秋は夏の紫外線ダメージが表面化しやすい時期。美白美容液などを投入し、乾燥対策も始めましょう。


冬は乾燥が厳しくなるため、高保湿アイテムでのケアが欠かせません。季節ごとに見直すことで、肌トラブルを防ぎ、美しい肌を保ちます。

【夜】スキンケアの正しい順番と役割

【夜】スキンケアの正しい順番と役割

【夜】スキンケアの正しい順番と役割


日中に受けたダメージを癒し、翌朝の肌を整えるためには、夜のスキンケアが欠かせません。まずは、その目的と役割をしっかり押さえておきましょう。

夜スキンケアの目的(汚れリセット+修復タイム)

夜のスキンケアは、日中に肌へ蓄積した汚れを取り除き、ダメージを修復する「リセット&リペア」の時間です。肌は夜間、ターンオーバーと呼ばれる細胞再生機能が活発化し、ダメージを修復しながら新しい細胞を生み出します。紫外線や大気汚染物質、酸化した皮脂などが残ったままでは、この回復力が妨げられるため、夜のスキンケアは特に「汚れを落とす工程」が重要になります。


さらに夜は、エイジングケアや美白ケアなど、美容成分を積極的に取り込む絶好のタイミングでもあり、正しい順番が肌悩み解決の鍵となります。

夜の基本ステップ

夜のスキンケアは、「クレンジング→洗顔→化粧水→美容液→乳液・クリーム」が基本構造です。目的は、まず肌表面に付着した「油性・水性の汚れ」をしっかり除去し、その後に水溶性の美容成分を届けること。そして、最後に油分を含むアイテムで肌を保護し、うるおいを閉じ込めます。


特に夜は、朝以上に「修復と保湿」が重要となるため、肌状態に合わせてナイトクリームやスペシャルケアを追加するのも効果的です。この順番を守ることで、肌が本来持つ回復機能を最大限に引き出し、翌朝のコンディションに差が出ます。

クレンジング(メイク・皮脂・大気汚染除去)

クレンジングは、メイクや酸化した皮脂、PM2.5などの大気汚染物質まで取り除く「油性汚れ専用」のステップです。特にメイクは油性成分が多いため、洗顔料では落としきれず、クレンジングが必須となります。選ぶべきは、自分の肌質やメイクの濃さに合ったタイプ。


オイル、バーム、クリーム、ジェルなど種類ごとに洗浄力と肌負担が異なります。摩擦は肌バリアを傷つけるため、なじませる時間は1分以内を目安にし、ぬるま湯でしっかり乳化させてから洗い流しましょう。メイクをしない日も、皮脂や汚れは蓄積するため、クレンジングは必要です。

洗顔(古い角質除去)

クレンジング後の洗顔は、皮脂や汗、古い角質(角層の老廃物)を除去する大切なプロセスです。古い角質が残るとターンオーバーが乱れ、くすみや毛穴詰まりの原因になります。アミノ酸系洗浄成分など、肌への刺激が少ない洗顔料を選び、きめ細かな泡で包み込むように優しく洗いましょう。


特にTゾーンなど皮脂分泌が活発な部位は丁寧に、乾燥しやすい頬は優しく洗うのがポイント。洗顔後は、肌の水分が急速に失われるため、すぐに次の保湿ステップへ進むことが重要です。

導入美容液・ブースター(必要な人向け)

導入美容液(ブースター)は、洗顔後すぐに使うことで、その後の化粧水や美容液の浸透効率を高める役割があります。角層のすみずみまで美容成分が届きやすくなり、肌のごわつきや乾燥が気になる方におすすめです。代表的な成分は、グリセリンやBG(ブチレングリコール)などの保湿剤や、細胞間脂質のラメラ構造を整えるセラミド。


使用量は製品ごとに異なりますが、少量を手のひらで温め、やさしく押し込むようになじませます。必要性は肌状態によるため、乾燥が強い時期やエイジングサインが気になる時に取り入れると効果的です。

化粧水(肌の水分補給)

化粧水は、肌の角層へ水分と水溶性美容成分を補給するステップです。角層はわずか0.02mmの薄い層ですが、ここに十分な水分を与えることで、バリア機能の維持とキメの整った肌を作ります。保湿成分として代表的なものはヒアルロン酸やグリセリン、天然保湿因子(NMF)など。


塗布する際は、手のひら全体でやさしく押し込むようになじませ、決してこすらないこと。特に夜は、アルコールフリーで刺激の少ない化粧水を選ぶと、肌の再生を妨げず、翌朝のハリ感が違ってきます。

美容液(エイジング・美白・ニキビ対策)

夜の美容液は、悩み別に成分を選び「集中的なケア」を行う工程です。エイジングケアならレチノールやペプチド、美白にはビタミンC誘導体やナイアシンアミド、ニキビにはグリチルリチン酸ジカリウムやサリチル酸などが代表成分。化粧水で肌を整えた後のタイミングで使用することで、美容成分が角層まで浸透しやすくなります。


夜用美容液は高濃度処方が多いため、少量ずつ試しながら肌に合うものを見極めましょう。日中のダメージをリセットし、翌朝の肌に明確な違いが現れる重要なステップです。

乳液・クリーム(閉じ込め・ナイトクリーム推奨)

乳液やクリームは「エモリエント効果」で肌の水分蒸発を防ぎ、外部刺激から守る仕上げのステップです。乳液は水分と油分のバランスが取れた処方、クリームは油分が多く、より強力な保湿力が特徴です。夜は特に、細胞の修復が進む時間帯のため、セラミドやシアバター、植物オイルなど高保湿成分入りのナイトクリームがおすすめです。


目元や口元など乾燥しやすい部分は重ね塗りすると効果的。しっかりと「蓋」をすることで、寝ている間にじっくり肌が潤い、朝のしっとり感につながります。

フェイスマスクやスペシャルケアの正しい入れ方

フェイスマスクやスペシャルケアは、週1〜2回の「集中ケア」として取り入れると効果的です。基本は「化粧水の後、美容液の前」または「美容液の後」に使用しますが、製品の指示に従いましょう。シートマスクには美白、保湿、毛穴ケアなど目的別に成分が配合されており、乾燥が気になる季節や紫外線ダメージが強い時期には特におすすめです。


時間を守らないと逆に乾燥を招くため、表示通りの使用時間で切り上げること。スペシャルケアは、肌のリズムに合わせた適切な頻度が美肌の鍵となります。

【実践編】スキンケア順番の注意点・よくある間違い

【実践編】スキンケア順番の注意点・よくある間違い

【実践編】スキンケア順番の注意点・よくある間違い


スキンケアの効果を左右するのは、順番だけではありません。実際のケアでは、細かな“やり方”や“タイミング”にも気を配ることが、美肌への近道になります。

洗顔の温度は32〜36度がベスト

洗顔時の水温は、肌のバリア機能を守るためにも非常に重要なポイントです。皮膚科学的には、32〜36度のぬるま湯が理想とされます。これは、皮脂の融点(約30〜32度)に合わせ、必要な皮脂を取り過ぎずに汚れだけを落とす温度域です。


熱すぎるお湯は、肌の「セラミド」や「天然保湿因子(NMF)」といった保湿成分を過剰に洗い流し、乾燥・赤み・敏感肌を招く原因となります。逆に冷水では皮脂汚れが落ちにくく、毛穴の詰まりやくすみの要因に。洗顔は「肌の基盤を整える工程」であり、水温管理がその精度を左右します。

クレンジングの時間は短め(1分以内)

クレンジングは「メイクや酸化皮脂、PM2.5などの大気汚染物質」を除去する役割を持つ油性汚れ専用ステップです。ここで重要なのは、クレンジング時間を長くしすぎないこと。製剤に含まれる界面活性剤は、メイクを浮かせる役割を果たしますが、長時間肌にのせると「細胞間脂質(ラメラ構造)」を壊し、バリア機能低下を招きます。


目安は「肌全体になじませてから1分以内」。肌の摩擦を防ぐためにオイルやバームなどテクスチャーの緩やかなものを選び、ぬるま湯で丁寧に乳化・洗い流すことが基本です。

フェイスマスクは長時間NG

フェイスマスクは、高濃度の美容成分を肌へ届ける集中ケアですが、使用時間を誤ると逆効果になります。特に「過乾燥(ドライアウト)」に注意が必要です。シートマスクの水分が蒸発し始めると、角層の水分まで一緒に奪ってしまう「逆浸透現象」が起こり、かえって乾燥や炎症のリスクを高めます。


推奨時間は製品ごとに異なりますが、平均して5〜10分。表記以上の長時間使用は避けましょう。夜のスキンケアでは、美白・エイジング用など成分特化型マスクを選び、適切なタイミングで取り入れることで効果を最大化できます。

導入美容液・オイルの順番ミスに注意

導入美容液(ブースター)や美容オイルは、「順番ミス」が効果減退の大きな原因になります。導入美容液は水溶性成分でできており、「洗顔後すぐ」または「化粧水前」に使用することで、その後の化粧水や美容液の「経皮吸収(角層までの浸透)」を促進します。一方、美容オイルは油溶性のため、原則「乳液・クリーム後」の仕上げに使うのが基本。


油分を先に使うと、後からの水溶性成分が肌へ入りづらくなる「疎水性バリア」ができてしまいます。アイテムの特性を理解し、「浸透させる順」「閉じ込める順」を見極めることが、美肌作りの重要ポイントです。

スキンケア順番Q&A|よくある疑問にプロが回答

スキンケア順番Q&A|よくある疑問にプロが回答

スキンケア順番Q&A|よくある疑問にプロが回答


スキンケアの順番はわかっていても、細かいアイテムの使い方や順序で迷うことは多いもの。ここからは、よくある疑問をQ&A形式でわかりやすく解説していきます。

Q. 美容液と乳液どっちが先?

スキンケアの「浸透」と「保護」の観点から、美容液は必ず乳液より先に使うのが基本です。美容液は高濃度の有効成分を肌の角層まで届けるための「水溶性アイテム」で、保湿・美白・エイジングケアなど悩みに応じた成分が凝縮されています。一方、乳液は「油分」が主体となり、水分蒸散を防ぐ「エモリエント効果」が目的。


油分を先に塗ると水溶性成分の浸透を妨げるため順番を誤ると美容液の効果が発揮されません。必ず「美容液→乳液」の順で塗布し、浸透と保護のバランスを整えましょう。

Q. オイルはどこで使う?

美容オイルは、スキンケアの仕上げに使用する「油溶性アイテム」です。オイルは肌表面に薄い皮脂膜を形成し、化粧水や美容液で与えた水分や有効成分の蒸発を防ぐ役割を持ちます。導入美容液のように「最初に使う」と思われがちですが、基本は「乳液やクリームの後」が正解です。


特に乾燥が気になる秋冬は、オイルの「ラッピング効果」を活かし、夜のスキンケアの最後に重ねることで保湿力が高まります。油分バランスを考え、自身の肌状態に合わせて量を調整することが大切です。

Q. 朝オールインワンでもOK?

朝の時短目的でオールインワンジェルを使いたい方も多いですが、「紫外線」「乾燥」など外的ストレスが強い朝こそ、成分設計や機能性を重視する必要があります。オールインワンは「化粧水・美容液・乳液」機能を1本に集約したものですが、製品ごとに保湿力や油分量が大きく異なります。UVカット機能がない場合は「オールインワン→日焼け止め」の順が必須です。


乾燥肌やエイジング世代は、オールインワンだけでは保湿不足になることがあるため、気になる箇所に美容液やクリームをプラスするアレンジも有効です。

Q. 日焼け止めはいつ塗る?

日焼け止めは朝のスキンケアの最後、「乳液・クリームの後」に塗布するのが鉄則です。日焼け止めは「SPF(紫外線B波防御力)」と「PA(紫外線A波防御力)」の数値で紫外線カット効果が示され、肌表面に保護膜を形成します。水分系のアイテムの前に塗ってしまうと、日焼け止め膜が崩れ、効果が落ちるため注意が必要です。


特に化粧下地やファンデーションにUV機能がない場合は、必ず専用の日焼け止めを重ねましょう。室内でも紫外線は届くため、毎日の使用が美肌の土台になります。

まとめ|「水分→油分」が鉄則、自分の肌に合った順番でスキンケアを続けよう

まとめ|「水分→油分」が鉄則、自分の肌に合った順番でスキンケアを続けよう

まとめ|「水分→油分」が鉄則、自分の肌に合った順番でスキンケアを続けよう


この記事では、スキンケアの順番がなぜ大切なのか、その理論と実践を見てきました。最後にあらためて、順番を守ることの意義と続けるコツを振り返っておきましょう。

正しい順番が肌を守る最大のコツ

スキンケアの基本原則は「水溶性→油溶性」の順番で塗布することです。これは、肌の角層に水溶性成分(化粧水・美容液)をしっかり浸透させた後、油溶性成分(乳液・クリーム・オイル)で「エモリエント効果」を加え、水分蒸散を防ぐためです。この順序を誤ると、角層への有効成分の浸透が阻害されるだけでなく、乾燥・皮脂過剰・毛穴詰まり・くすみなどの肌トラブルを招きます。


スキンケアの順番は、肌の「バリア機能」や「ターンオーバー」に直結する重要なファクター。正しいステップを守ることが、肌本来の健やかさを守り、美肌への最短ルートとなるのです。

朝・夜、季節で少しアレンジしながら「続けること」が一番大事

スキンケアは毎日の積み重ねが肌質改善の鍵となります。特に朝と夜では「目的」が異なり、朝は紫外線や乾燥から肌を守る「保護」がメイン、夜はメイク汚れや皮脂、大気汚染物質をリセットし「修復と再生」を促す役割を担います。加えて、季節ごとに湿度や気温の変化があるため、春夏は軽めの保湿、秋冬は高保湿タイプにシフトするなど、柔軟なアレンジも大切です。


肌の状態を観察しながら「水分→油分」という鉄則は守りつつ、無理なく続けることが最大のスキンケア効果につながります。正しい順番の理解が、美しい素肌への最短距離となるでしょう。

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